世の中には色々な雑学があります。
血液型で性格が異なるだとか、左利きは芸術家肌だとか・・・本当なのかウソなのか、考えてしまったことはないですか?
本日は、そんな雑学の中から「2つつむじ」について取上げようと思います。
そもそも、つむじってどうしてあるのでしょう。
実は、つむじを中心に毛流れをつくることで、紫外線や衝撃、汚れなどから頭皮を守る働きをしているのです。
人間ってすごいですよね。
それでは、ひとつで充分のようなつむじが、なぜ2つある人がいるのでしょうか?
つむじの数が増える原因は遺伝によるものと考えられています。
つまり、つむじが2つある人が産まれやすい家系があるわけなのです。
ちなみに、つむじの巻く方向も遺伝性が確認されています。
お母さんのお腹の中にいる時から、つむじの数・巻きの方向が決まっているのです。
つむじの数で性格がわかる?
「沖縄県では、つむじが2つあるのは悪戯っ子と言われる。」
「2つつむじは「鳥居つむじ」と言われ、縁起の良い出世つむじである。」
このように、つむじの数で、性格を定義づけしようとする説がありますが、果たして正しいのでしょうか?つむじの数は、性格に影響しているのでしょうか?
答えは、「何の影響もない」です。
つむじの数と性格には、何ら関係性はないのです。
(ちなみに、つむじの巻く方向も、性格には何の影響も及ぼしません。)
ならば、なぜ上記の説があるのでしょうか?
まず、つむじの数の割合を見ていきましょう。
- 1つ → 91.5%
- 2つ → 7%
- 3つ以上→1.5%
ごらんのとおり、2つ以上のつむじを持つ人は「珍しい」と言えますよね。
その「珍しい」人が、たまたま「大物」であったり、「悪戯っ子」であったりした際、希少な特徴である多数つむじに注目が集まり、定義づけされてしまうのは無理もないと言えるのではないでしょうか。
実際には、単一つむじの「意地悪」のほうが、2つつむじの「意地悪」よりも多いにもかかわらず、2つつむじは、その希少性から目立ってしまうのです。
わかりやすいところで、有名人を例に挙げてみましょう。
メジャーリーガーのイチロー選手。
お笑い芸人 爆笑問題の太田光さん。
このお2人のつむじは2つだそうなのです。
どちらも各々の世界で大活躍されている「大物」であることは間違いないですよね。
けれども、現実にはどうでしょうか?
つむじが2つある人すべてが、イチロー選手のようなスターになれるわけはなく、マイナーリーグのテストにさえ受からない人のほうが多いはずです。
逆に、メジャーリーグのスター選手のほとんどのつむじの数は1つなのではないでしょうか。
「鳥居つむじ」に関しても、「卵を割ったら黄身が双子だった → 今日はツイてる!」と同列なのではないでしょうか。
双子の黄身も、2つつむじも、「珍しい」から「縁起が良い」のです。
「つむじの数と性格は関係ない。」
こう言われても、身近な例などから納得のいかない方も多いのではないでしょうか。
「血液型と性格は無関係」であっても血液型占いは大人気ですものね。
雑学は、楽しめればイイ!という考えもアリですよね!