昔、職員室で先生が使っていた電動式の消しゴムを見かけたことはありませんか?
ボールペンの字をスラスラ消していって魔法のアイテムかなにかだと思っていたのですが、正体は電動の砂消しゴム。
普通の消しゴムではなくて、砂消しゴムはご存知でしょうか。
一つあると意外と便利で近年では画材や専門店以外でも手に入るようになってきました。
使い方を説明してまいりましょう!
普通の消しゴムは、ご存知の通りゴム製のもので神の表面上の炭素、つまりは鉛筆文字などを消すことが出来ます。
逆を言えば鉛筆や鉛筆の炭素素材と似た色鉛筆などしか消せないのが難点です。
対して砂消しゴムとは砂を練りこんだ消しゴムのことです。
砂が研磨剤の代わり隣インクなどで書いた文字や絵でも紙の表面ごと削り取ることで落としてしまう消しゴムです。
砂消しゴムの使い方と注意点
砂消しゴムは表面だけではなく紙の細かい表面ごと削ってしまうので、そこに書かれた文字をなかったことにすることが可能なんですね。
削り取るとは即ち髪の表面が磨り減っていくと言うことなので使用の際には使いすぎないよう、こすり過ぎないようにも注意が必要です。
砂消しゴムはデッサンや建築の製図、美術関係の方面に需要のある消しゴムです。
難点としてはとにかく硬い、子供の力では十分に消すことができ無い程に硬いです。
いえ、子供の力どころか力任せにやったのでは印刷さえた文字は愚かボールペンの文字すら消すことは出来ません。
電動消しゴムを使用した動画ですが、30秒頃から砂消しにチェンジ。
面白いように消えていきますが、最終的には穴まであけてしまったという典型的なやりすぎのパターンです。
綺麗に消すコツはなでるように砂消しゴムをまわしながら消したい文字を消し続けることです。
認識として紙の表面を削るのであって文字をつぶすわけではないと思えばなでる程度の力でも十分に効果は得られます。
消しカスがよく出ますのでカスの処理には気をつけるようにしましょう。
使うのは意外と難しいのですが、使い方さえ理解していればとっても便利な砂消し。
以前は文房具店や専門の画材店に置いてあるのが普通でしたが、さまざまなニーズに応える庶民の味方100円ショップでも売られています。
コンビにでも数こそは少ないですが見かけるようになってきています。
ネットショップの最大手Amazonでは通常タイプはもちろん、スイッチ一つで簡単に消せる電動消しゴムもラインナップされています。
備えの一つとして用意をしておくと、いざと言うときに助かるかもしれませんね。
重要な書類ほどボールペンや万年筆などで書くことが求められるのに、緊張から書き損じてしまったり、字を間違えてしまったりとミスを多発するものです。
そんなときに修正液や修正テープを使ってはいけない、というのはもはや常識の域ですが、さてこの砂消しならどうでしょう。
紙そのものを削り取って書いた事実から根こそぎなかったことにするならOK?と思った方、いけません。
例えば履歴書や志願書など公的な書類において修正は一切認められません。
砂消しゴムも当然使ってはいけないものです。
特に相手の心象に関わる履歴書などは、修正があったと読み進めてわかるようなものを提出するのはご法度です。
修正をしないようにミスをしないのが一番なのですが、そこは人間ミスを犯してしまうのは仕方ありません。
十分な予備紙を用意し練習をして綺麗で完璧な書類を仕上げましょう。
重ねがけますが、修正液・修正テープは言うに及ばず、砂消しゴムも公的な書類では使ってはいけませんので心得ておきましょう。