ねんね期から寝返りを経て、元気にハイハイを始めた赤ちゃん。
視野や行動範囲が広がり、楽しそうに動き回っていることでしょう。
そんな赤ちゃんの成長に、お母さんも喜んでいることと思います。
でも、その一方で、予想外の赤ちゃんの動きにハラハラしたり、危なくて目が離せずトイレに行くのも一苦労、なんていうことがあるかもしれません。
家事などでちょっと赤ちゃんから離れたいときに、安全に遊ばせることができるのが、ベビーサークル。
とても便利そうですが、やっぱりあった方が良いのでしょうか?
ベビーサークルとは、赤ちゃんを入れるための組み立て式の囲いです。
メーカーによって木やプラスチック製などがあり、囲いの面に知育玩具がついているものもあります。
家事等で少し離れなければならない場合、一時的に赤ちゃんを入れて室内を動き回ることができないようにします。
この他、アイロンや裁縫などの危険な仕事や、パソコンなど赤ちゃんに触れて欲しくない物を使って作業をしなくてはならない時にも役立ちます。
しかし、正しく使用しないと思わぬ事故を招く可能性もありますので、注意が必要です。
まず、ベビーサークルに入れているからといって、長時間赤ちゃんとは別室にいたり、同室にいても、目を離し続けたりしないでください。
偶然、囲いを乗り越えてしまったり、気がつかないうちに囲いの結合が緩んでいたりして、脱出できてしまうこともあります。
あくまでも、トイレなど一時的に離れる程度の時間で、家事をする場合でもこまめに赤ちゃんの様子を確認しましょう。
また、常に赤ちゃんをベビーサークルに入れておくのも良くありません。
動き始めた赤ちゃんには危険もたくさんありますが、同時に様々な動きのなかで刺激を受け、好奇心を満たしてゆくことにより、新たな成長への意欲が湧いてきます。
部屋にある危険なものは隠し、コンセントや家具の角にはカバーやガードをつけて、赤ちゃんの場所をベビーサークル内に限定しないようにしましょう。
ベビーサークルの利点としては次のことが挙げられます。
- 赤ちゃんの動きが制限でき、安全が確保できる
- 同室内に赤ちゃんがいても、様々な作業ができる
- 伝い歩きの台としても使える
赤ちゃんが動きだす頃になると、お母さん方の多くはベビーサークルの必要性について考えているようです。
使用できる期間や、部屋の広さ等を考え、ベビーサークルの購入を検討しています。
ベビ、つかまり立ちをいろんなところでする。昨日はキッチンで料理してる時にハイハイでやってきて、私の足でつかまり立ち。明日、ベビーサークル見に行こう。せまい家だからこそ必要だわ。 pic.twitter.com/BtvOfZUO1h
— Natsume (@natsumemonde) 2014, 10月 17
ベビーサークル購入。手っ取り早く隔離するにはやっぱり必要かと。約1m四方だけど結構広い。パネルにおもちゃもはめ込まれていて、娘も気に入ったみたい。 pic.twitter.com/rXndG3NCnA
— あっき~ (@akkie0121) 2013, 3月 31
おはようございます。今日もいい天気!昨日は先輩から借りていたハイローベッドを返却した。新生児にはすごく助かったけど、今はもう大丈夫になった。バンボも抜け出す今、うちにはやはりベビーサークルが1番必要。
— ガーベラ (@gerberah) 2011, 8月 28
ベビーサークルを必要としたお母さん方は、やはり赤ちゃんから離れなくてはならない場合の安全性を考慮して購入に至っていますね。
一度購入すると二人目以降も使用できるので、上の兄弟が幼い場合は、下の赤ちゃんを守るためにも利用できます。
一方でベビーサークルは不要とするお母さん達もいます。
@edakong 個人的にはベビーサークル、いらないかも?と思います。うちはもう伝い歩きですが、ハイハイする場所を制限するより、絶対来て欲しくないところ以外フリーの方が子供も楽しそうだし、ハイハイ沢山させた方が生活リズムが整う気がします。適度に疲れるのでー。
— @ちゃん (@neopeny) 2010, 6月 28
ベビーサークルを買ってもいいけど、壁、ソファーの背面、椅子、低めの収納家具などを利用して簡易な囲いをつくるのでも間に合うかもね。ただし角にはクッションになるものをつけておくこと。家具や椅子をふとんで覆って壁がわりにするのもおすすめ。
— 親ばかアルパカ (@oyapaka) 2015, 3月 18
自由に行きたい方向に動いていろいろ触ってみたり引っ張ってみたりしたほうが成長にいいかなと思って、今のところ娘をベビーサークルには入れてないんだけど、もっと活発に動くようになったらムリかな^^;でもあんな囲いに入れられたら私だったらストレスたまりそう。。。
— vivian (@viviantokyo) 2015, 2月 18
赤ちゃんを広い空間でのびのびとさせてあげたい、という育児方針でベビーサークルは不要と考えるお母さん方も多いようですね。
また、ベビーサークルを購入するのではなく、家具等を使えば赤ちゃんの居場所を作ることができる場合もあります。
ベビーサークルは、あれば安全かつ安心ですが、室内の安全に配慮すれば無くても大丈夫です。
部屋の間取りや広さなどの住環境や、お母さん方の生活スタイル、そして育児方針に合わせて、ベビーサークルの必要性の有無を判断してみてください。
ベビーサークルを購入しようか悩んでいる場合は、メリットとデメリットのどちらが多いのか整理してみましょう。
よくあるデメリットとしては以下のものが挙げられます。
- 部屋が狭くなる
- 長く使って2年程度(下の子の予定がある場合は除く)
- 荷物になる、処分が大変
- 購入したが嫌がって全く使わなかった
- 成長とともに囲いを乗り越えようとして危険だった
特に購入前に気になるのが「④購入したが嫌がって全く使わなかった」です。
それなりの金額を出して大型の育児用品を買ったのに・・・使えなかったなんて、考えただけでも怖いですよね。
しかし、これは現実に起こりうることです。
ベビーサークルを気に入るかどうか、それはやはり赤ちゃん一人一人の性格によるところが大きいでしょう。
入れただけで泣き続けたり、少し成長してくると、入れようとしただけで抵抗される場合もあります。
心配であれば、レンタルサービスを利用してみるのも良いのではないでしょうか。
また、ベビーサークルの有無に関わらず、部屋の安全対策はしなくてはなりません。
赤ちゃんが歩きはじめることを見据えて、あらかじめ部屋の準備を済ませておけば、ベビーサークルがなくても安全に過ごすことは可能です。
サークルを購入する前に、住環境を一度見直してみましょう。
それぞれのご家庭によって、メリットとデメリットの検討結果が変わってくると思います。
安全性、快適性、そして育児方針を確認した後、やはりベビーサークルが必要だというのであれば、購入するようにしましょう。
こちらは実際に購入された方の様子です。