日本の夏の風物詩となっている花火。
そんな花火が好きで多くの人に喜んで欲しくて、花火に関わる仕事をしたいと考えている人もいるでしょう。
花火を作る仕事もあれば、花火を打ち上げる仕事もあります。
花火を作る仕事も花火を打ち上げる人も全てまとめて「花火師」と呼ばれています。
実際に花火師になるためには、どのような道があるのでしょうか?
その方法をまとめてみました。
漠然と花火師になりたい、と思っていても、医師や弁護士のように専門的な知識を身に付けるための大学の学部があると聞いたことがある人は少ないと思います。
また資格は必要なのでしょうか?
花火師になるためには、自分で花火を取り扱っている企業にアプローチをするしかありません。
全国で130店ほどしか専門業者がないために求人広告を出すということが滅多にないのです。
花火師になるために絶対に必要な資格があるわけではありませんし、職人気質な仕事なので、キャリアを積むが大事になるのです。
そうなると、高齢になっても仕事を続ける人が多いです。
新しい人材を入れるという業者が少ないのも事実です。
資格がなくても良いということではあるのですが、取得をしておいたほうが就職には有利になる資格もあります。
- 火薬類取扱保安責任者
国家資格の1つです。
合格率は30%とかなり難易度が高いです。
火薬の取り扱いのプロになれます。
以上のことから花火師になるためには、自分で専門業者を探して就業をしなければいけません。
求人を募集していないところもあるので、できるだけ多くの業者にアプローチをすることが大事です。
花火は7,8月に花火大会が多く行われることから打ち上げの繁忙期を迎えます。
花火師の仕事は7,8月だけではありません。
打ち上げの仕事が少ない時期には、花火を製造する仕事があります。
繁忙期は作業が深夜にまで及ぶことがあるので、体力がなければできない仕事でもあります。
しかも、仕事は動画を見る限りでは結構地味で大変そうです。
忙しくても収入は就業をする会社によって異なります。
全国的に見てみると高卒で入社をした場合には月収が15万円程度です。
ただし熟練をした職人になると、年収は1000万円に及ぶことがあります。
そこまで修行をするというのはかなり大変ですが、夢もある仕事です。
花火師は求人が出ているわけではないので、自分で情報を収集しなければいけないという点が大変かもしれません。
アルバイトを行ってみて、実際の世界を除いてみるのもいいかもしれませんね。
花火について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
⇒花火の起源やルーツは?発祥の国はどこ?夏に行われる由来も解説します!
⇒花火の掛け声「たまや」の意味は?「鍵屋」とも言うの?由来や成り立ちについて解説!