今やウォシュレットトイレが当たり前の時代になりましたね。
寒い冬は便座が温かく、用を足したら温水洗浄で清潔です!
それからビデは女性にとって重宝しますが、意味はご存知ですか?
おしり洗浄とビデの違い、使い方などウォシュレットの歴史とともにご紹介しましょう。
ウォシュレットのビデとは?
ウォシュレットは一度使ったらもうトイレには欠かせないアイテムです。
ウォシュレットに慣れてしまうとトイレットペーパで拭くだけでは不安にさえなってしまうでしょう。
特に女性にとってビデ機能は本当に便利です。
そもそもビデとはフランス語で子馬という意味で、南欧では昔から女性がデリケートゾーンを洗浄するための器具が便器と一緒に設置されているんです。
洗浄時に子馬にまたがっているように見えるので“ビデ”というらしいです。
女性は男性と違ってデリケートゾーンを清潔に保ちたいものです。
でも日本のトイレスペースは狭いので便器とビデを両方設置することは難しいですよね。
実際、TOTOが大正時代にビデを商品化したそうですが、やはり普及しなかったそうです。
その後、TOTOは1960年代にアメリカから温水洗浄便座を輸入して病院や福祉施設に導入し始めましたが、まだまだ価格が高かったため一般家庭向けの開発が進められました。
清潔好きの日本人には絶対売れると見込み、温水の温度調節や水圧、社員の協力による肛門の位置調整(女性社員は恥ずかしがっていたそうです)、暖房便座など、トイレにあったら嬉しい機能を盛り込みコンパクト化して商品化に成功したのです。
南欧のビデとの違いは、便器と一体化していて手で洗わなくても良いので非常に便利です。
ウォシュレットが販売された頃からトイレのイメージが変わってきましたよね。
トイレは汚くて臭くて家の隅っこに設置されていたけど、今ではリビングから出入りしやすいように設置する家も多いです。
それだけトイレが清潔になり、生活の一部として定着してきたのでしょう。
ビデは女性にとっては欠かせない機能だと思います。
特に生理時や出産後続く出血(悪露)のときには本当に重宝します。
最近は公共施設などもほとんどウォシュレットトイレなので安心しますね。
でも最近、ウォシュレットトイレで問題になっているのが水圧です。
あまりビデの水圧を高くすると周囲の雑菌が体内に入ってしまうと懸念されています。
それから便秘気味の人は高圧洗浄で刺激して用を足す人もいますが、常習化すると自力での排泄が難しくなるので要注意です。
適度な水圧で優しく洗浄するように心がけましょう。
ビデは女性に限らず便座に深く座れない子供にも重宝します。
まだ上手に拭けないので水圧弱めに洗浄すると清潔ですよ!