集合住宅でも一軒家でも起こりうる事態ですが、突然天井から何か物音がしたり、壁から何か聞こえてきたりといったことがあるかもしれません。
もしかしたら、最近天井から音がしたので気になっていて、今この記事を読み始めているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、どこかから聞こえてくる物音の原因と解決策について解説していきたいと思います。
天井から足音のような音が聞こえる場合、もしかしたらネズミかも
鳴き声がした場合は確実ですが、足音のようなドタドタとした音が聞こえたという場合もネズミが住んでいる可能性が考えられます。
アニメではかわいらしいイメージがあるネズミですが、実際の、とくにこういった害獣として人間の前に現れるネズミは可愛らしさゼロですし、病気を持っているかもしれません。
とりあえず、もしもネズミを見つけてしまっても素手で触るのはやめましょう。
ネズミは、放っておくと天井裏が汚れてしまいます。また、部屋の食糧などが荒らされてしまう可能性もありますので、絶対に退治しなければいけません。
天井裏のネズミを退治するには、「忌避スプレー」を使いましょう。
ネズミ用の忌避スプレーを撒くことで、ネズミはその臭いを嫌がって天井裏から出て行きます。
また、スプレー以外に忌避剤というものもあり、こちらも効果的です。
ネズミを退治できたら、あとはネズミが好むものを家に無造作に置いておかないように気をつけましょう。
もしかしたら、天井にいるのはコウモリかもしれない
コウモリといえば夜に飛び回っているイメージで、あまり家で見かけることはない気がしますよね。
しかし、実はアブラコウモリという種類のコウモリが、人間の家に住み着いてしまうケースが多々あります。
アブラコウモリは糞をしますし、菌がいることもあるとされているため、基本的には迷惑です。しかし、蚊などの害虫を食べてくれるという嬉しい点もあるために、なかなか扱いが難しいという事実があります。
益獣であるからといって、放置しておくと天井が糞で汚れてしまいますので、やはり追い出す必要はあるでしょう。
コウモリ駆除の方法は、結局のところ家から追い出して入り口をふさぐのが一番シンプルかつ効果的な方法です。
コウモリにも、ネズミと同様に忌避スプレーがありますので、追い出す際にはこれを撒きましょう。
そして、入ってきそうな場所にも必ず忌避スプレーをしておくことが大事です。
壁が割れる音は、木材の表面が割れているということかも
新築の家なのに壁から何かが割れるような音がしているという場合は、壁の木材が乾燥していき、その際に少し割れているということが考えられます。
割れるのはまずいのでは?と思ってしまいますが、そんなことはありません。この場合は、とくに対策をする必要はありませんので、ご安心ください。
始めのうちは気味が悪いと感じてしまうかもしれませんが、じきになれるでしょう。
隣の部屋の騒音が聞こえている
壁から何か人の声のようなものが聞こえたり、音楽が聞こえたりする場合は、壁が薄くて音が漏れてしまっているということが考えられます。
向こうの音が聞こえているということは、自分の部屋の音も漏れているということになりますよね。
日中は音が聞こえなくても、夜になると聞こえてくるというケースもありますので、引っ越してから音が聞こえやすいことに気づくということもあります。
音漏れを防ぐには、防音対策が必要になりますよね。しかし、アパートなどでは工事はできません。
そこで、色々な工夫が必要となります。例えば、壁に家具を配置して、壁を擬似的に厚くしてしまうという方法です。
大きなタンスや棚がある場合は、それを隣の部屋に繋がる壁に配置してしまいましょう。また、反対に音が鳴るようなテレビやラジカセといったものは、壁から離さなければ向こうの部屋に音が漏れてしまい、迷惑をかけてしまいます。
動かす家具にはカバーを着けて壁や床とすれる音を出さないようにし、あとは防音用の遮音カーテンなども利用するといいでしょう。
自分のプライバシーが漏れるのも防ぎたいですし、他の家からの騒音も防ぎたいものです。こういった取り組みは、是非しておくことをおすすめします。
もしかしたら霊?
いきなりオカルトチックな話になってしまいますが、もしかしたらラップ音かもしれません。
ラップ音とは、何もないはずの部屋で突然鳴る音で、ラップ音がなることをラップ現象と言います。
新築の家の場合は先ほど挙げた木材の乾燥による音ですが、そうでない場合はもしかしたらラップ音がしているかもしれませんよ。
もっとも、ラップ現象だからといって対策のしようがありませんので、非常に難しい問題です。
もしも過去にその部屋でなんらかの事件が起こっていたのであれば、引っ越した方がいいかもしれません。