多くの人が1回は考える、子供の頃に戻って楽しく過ごしたいということ。子供時代は一体何が楽しかったのか、それは人それぞれです。
この記事では、子供に戻りたいという人が何故そう思ったのか、その理由をいくつか紹介していきたいと思います。
やがてVR技術が発達すれば、疑似体験はできるかもしれません。その時に備え、子供時代の良さを振り返ってみてはいかがでしょうか。
子供は仕事がない
大人になると毎日仕事に追われて大変です。子供ならば、会社で上司に従いながら仕事をしなくても良いので子供に戻りたいと考えたことがある方は多いでしょう。
たしかに、子供時代は仕事がありませんでした。しかし、学校の宿題はありましたよね。
もっとも、仕事に較べれば学校、とくに小学校の宿題なんて一瞬で片付けられるものでした。作文は原稿用紙1~4枚程度ですし、算数も簡単です。
会社の仕事に較べればどれもそれなりに面白いものですし、今思えば子供の頃はよかった。そう考えてしまうのももっともです。
委員会などがあってもそれほど重い責任もありませんし、仕事をしなくてもいい子供というものは実に良いものです。
子供は面倒な人間関係がない
子供であれば親戚や上司、部下、仲の悪い人とのうわべだけの付き合いなどはそれほど細かく考える必要はありません。
ただし、子供時代にも嫌なクラスメイトや先生はたくさんいましたよね。
先生は人生で一番最初に出会う「嫌な上司」的存在です。
先生はその日の機嫌によってあからさまに態度が変わりましたよね。機嫌を伺わなければいけませんし、今思えば上司とそれほど変わりません。
理不尽なことで怒られることもよくあったのではないでしょうか。
同じクラスであったり他のクラスであっても目を付けられてしまい、離れられないのが嫌なクラスメイトです。
クラスメイトに暴力を振るわれたり嫌がらせをされたりした経験はありませんか?
面倒な人間関係は、意外と子供時代にもたくさんあります。結果的にはその経験があったおかげで、辛い仕事上での人間関係なども耐えられているのかもしれません。
子供は元気に走り回れる
大人になると体力に衰えを感じてきますよね。
本当に元気に走り回ったりそのほかの運動ができたりするのは10代までで、20代も半ばを過ぎていくとみるみるうちに体力は落ちてきてしまいます。
運動をする時間もなくなってきますよね。
運動が好きだった方の中には、楽しい運動に打ち込めた学生時代に戻りたいと考えている方がたくさんいます。
子供なら多少だらしなくても良い
大人になると何かとマナーや作法が必要となってきます。子供時代であれば、親などに怒られはしても失敗をしてギリギリ許されます。
失敗が許されるのは子供時代の特権。当時は失敗が恥ずかしかったかもしれませんが、今思うと子供時代にたくさん経験した失敗というものは尊いものでした。
子供なら自由に時間を使える
子供と大人の最大の違いは、時間です。もっとも、大人も仕事をしていなければ自由に時間は使えます。しかし、仕事をしなければ食べていけませんよね。
家庭によって差はあれど、子供時代は衣食住が整っている場合がほとんど。学校が終わって家に帰ったら本を読んだりゲームをしたり、テレビを見たりと様々なことをする時間の余裕がありました。
大人に較べて子供は時間の流れが遅く、友達と実際に公園などで遊んでいる時間は1時間程度であっても大人の時間に換算すれば1日~2日分くらいじっくりと遊んでいたような感じがしませんか?
小学校などの授業の合間の5~10分程度の休憩時間も、明らかに大人の休憩時間に較べて長い間隔でしたよね。
そんな長い感覚の時間をさらに自由に使える子供時代は非常に魅力的です。
夏休みなんてまさに永遠でしたよね。一ヶ月以上も自由自在に行動できた小学生時代の夏休みは、どんな長期休みと較べても魅力的な休みでした。
子供時代は純粋だった
タイトルにもなっている「純粋さ」。たしかに、大人になった今に較べれば子供時代は純粋だったと感じている方も多いでしょう。
しかし実際のところ、人によって程度の差はありますが、子供もなかなかに不純ではあります。
子供時代、なにかと計算して行動していませんでしたか?
こうすればお小遣いがもらえるのではないかといった計算をしたり、ウソを貫き通そうとあれこれ思考を張り巡らせたりといったことは、子供であっても行いがちです。
そういった現実的な部分を除けば、確かに子供は純粋な部分があったかもしれません。
例えばテレビですごい映像が流れていてそれを全て本物だと思って心の底から楽しんでいたりというように、疑わないで楽しむべきである部分はしっかりと疑わずに楽しめていた方が多いのでは?
子供時代に戻って、心の底からものごとを楽しんでみたいものですね。