家の中で見かける虫というものは基本的には迷惑な存在ですよね。しかし、一部のクモなど場合によっては退治しない方が有益な場合もありますので、むやみに駆除してしまうのも心配です。
この記事では、黒っぽい色のてんとう虫のような虫に関する情報を解説していきたいと思います。
家の中でよく見かけるこの虫ですが、一体その正体は何なのか。ぜひ、チェックしてみてくださいね。
もしかしたらてんとう虫ではないかもしれない
てんとう虫と言えば、花壇などによくいるものですよね。それが家の中にいたとすれば、迷い込んでしまったかあるいはそもそもてんとう虫に似ているだけの別の虫であるという可能性があります。
てんとう虫に似ていて、なおかつ家の中でよく見かける虫。それは、ヒメマルカツオブシムシやヒメカツオブシムシです。
これらの特に幼虫は、毛糸系の衣服・製品を食べて成長していきます。それが成虫になった結果、家の中で見かける状況になっているのかもしれません。
まずはタンスや衣装ケースの中を見てみましょう。もしかしたら、虫食いの跡があるかもしれませんよ。
ヒメマルカツオブシムシは、少なくとも普通に暮らしている人間にとって害虫です。そのため、見かけたら駆除してしまうことをおすすめします。
成虫はとくに服を食べてしまうことはないにせよ、卵を産んで産まれた幼虫は衣服などを食べますので、油断はできません。
見かけたら、幼虫も成虫も早めに駆除してしまいましょう。小さな虫ですので、ゴキブリ等に較べると恐くないのではないでしょうか。
どこにいるかわからないという場合は、防虫剤をタンスなどの中に入れておきましょう。
ヒメカツオブシムシとヒメマルカツオブシムシの違いは色とサイズ
ヒメカツオブシムシもヒメマルカツオブシムシも結局は人間にとって害虫ですので、どっちがどっちでもそれほど問題はないかもしれません。
しかし、一応これから退治する虫が何であるのかは知っておきたいものですよね。
ヒメカツオブシムシとヒメマルカツオブシムシの最大の違いは、色とサイズです。
ヒメカツオブシムシの場合、色は黒っぽい茶色か赤っぽい茶色です。少し細長く、大体4ミリ程度の小さな虫となっています。
ヒメマルカツオブシムシの場合は、黄色や白、褐色がまだらになっているとのこと。サイズは3ミリ程度です。黒っぽいけれどよく見たらそうでもないという場合は、ヒメマルカツオブシムシということになりますね。
どちらにせよ害虫ですので、見かけたら駆除しましょう。
黒いてんとう虫はナミテントウやダンダラテントウ
てんとう虫にも様々な種類がありますが、黒いてんとう虫にはナミテントウやダンダラテントウといった種類があります。
ナミテントウは7ミリ程度、ダンダラテントウは5ミリ程度ですが、模様はかなり似ているので見分けづらいかもしれません。
あまり家の中に入ってくることはないと思われますが、たまたまこれらが迷い込んでしまったということも考えられます。
ナミテントウは黒い色で赤い斑点があります。東北や日光などでは斑点がたくさんありますが、九州では2個から4個くらいしか斑点がないという違いがあります。
ダンダラテントウはナミテントウとの違いを見分けづらいのですが、斑点が模様のようになっている場合がありますので、ナミテントウよりも美しさで勝っているように感じられます。
てんとう虫は花についたアブラムシを食べてくれる益虫ですので、家の中に迷い込んできたらティッシュなどでそっとつかんで窓から外に放しましょう。
基本的には益虫であるてんとう虫ですが、ワイン造りにおいては付着した結果あじが変化してしまうという問題があり、害虫とされています。
時としては敵になることもあるということですね。しかし、家の周りにいる分には問題ありません。
てんとう虫は幸運を呼ぶという説がある
てんとう虫を見かけると幸運が訪れるという説があります。しかし、これはあくまで普通のてんとう虫。赤いものを指すことが一般的です。
ちなみに、黄色いてんとう虫は珍しいため、特にありがたがられる傾向にあります。
それでは、仮に黒いてんとう虫を見かけた場合は幸運を呼ぶのかが気になりますよね。
もちろんこれらはあくまでスピリチュアル的なものなので、100%これはこうである!というように断定することはできません。
しかし結論から述べますと、やはり黒いてんとう虫も同じてんとう虫ですので、幸運を呼ぶのではないでしょうか。
黒い猫が横切ると不幸が起こるということがよく言われますが、かといって白い猫が幸運を呼ぶということはあまり聞きませんよね。
そのため、黒いてんとう虫を見かけた場合も基本的にマイナス要素は無いと考えられます。
どちらかというと、元がプラスであるため黒いてんとう虫も幸運を呼ぶ方向と考えていいのではないでしょうか。