10代後半で自分のことが忙しかったり、あるいはもう20代を過ぎていて一人で何でもできるというのに、やたらと生活に干渉してくるお母さん。悩まされているという方も多いのではないでしょうか。
就職活動中に自分の希望する職種や会社の賃金、待遇などを調べてはあれこれと口を出してきて、まともに選べないということもあるでしょう。
ある程度の年齢になると今度は「結婚しろ」とうるさかったりもします。しかし、むやみに腹を立てていても仕方がありません。
この記事では、母親の過干渉の原因や、行動などへの束縛への対処法を紹介していきます。
過干渉とは、こちらとしては余計なお節介であるようなことにまで口出ししてくることを言います。
過保護は子供にやらせず危ないこと、手間なことなどを全部自分でやってしまう人のことですが、これも本人が自分でできると言っているのにやってしまうのであれば過干渉になります。
過干渉の原因:将来見捨てられるのではないかという不安
親もいつかは歳を取ります。今のうちにコントロールしておくことによって将来的にも守ってもらえるのではないかということで、無意識に過干渉になってしまっているという場合があります。
子離れができない
子供というものは親にとってはいくつになっても子供なので、自分から見て問題がある場合は放ってはおけません。そのため、過干渉になってしまいがちです。
10~20代となると子供側にとってはもうひとり立ちしたいところですから、改めさせることができなかったとしてもなんとかして脱出する必要があります。
思い通りにしたい
自分の子供に理想を反映させたいということもあります。子供からすると迷惑な話ではありますが、自分も子供を持ったら「子供にはこうなって欲しい、こうであって欲しい」ということが出てくるでしょう。
そのため、道を踏み外しそうになったら過干渉を行ってしまうのです。
ホラー映画やバトルシーンの多いアニメを見て喜んでいたら親に視聴を止められたような経験を持つ方は、母親の子供への理想が強いと考えられます。
現在高校生や大学生でこの記事を読んでいる方の場合は、進路になにかと意見されているのではないでしょうか。
進路、とくに進学であれば、お金を払うのは両親ですのでなかなか自分の意見を通しづらいところです。しかし、ここでうまく自分の意見を通すことができれば過干渉を終わらせるきっかけにもなるかもしれませんよ。
過干渉への対策はこれだ!
実家から脱出する
ここからは、過干渉への対策を紹介します。
まだ実家で暮らしているのであれば、大学への進学や就職を機に実家を出てしまうことをおすすめします。
実家で親と共に暮らしていれば、いつまで経っても現状を打開することはできません。
一人暮らしをすれば、実家から電話がかかってくることはあるかもしれませんがそれ以外は快適な生活になります。
一人暮らしを行う上で過干渉を避けるために大事なことは、できるだけ仕送りを貰わないことです。
過干渉な親ですとこの説得も難しいかもしれませんが、そうすることによって息子、娘は一人でも暮らしていけるということを理解させることができます。
ただ家から脱出しただけでは、過干渉から卒業できたとは言えません。一人で暮らしていく覚悟を決めて、誰からの保護も受けない苦しい生活という新たな強敵に耐えながら生きていくことで過干渉を終わらせるのです。
一人暮らしを始めたらその後は盆と正月のような帰省するべき時以外はあまり帰らないようにしましょう。むやみに帰っていると、何かとまた指図されてしまい面倒です。
また、もしも大学卒業などで実家に戻ってしまうと、すべてが振り出しに戻ってしまいます。これは避けたいところです。
もしも実家から出られない事情があるのであれば、できる限りのことを自分で行うようにしましょう。
すべてとは行かないまでも食事を自分で調達したり、小遣いはもう貰わずにアルバイトで生活費を稼いだりと、地道に取り組んでいけば過干渉は減らしていけます。
できる限り怒らせないようにやり過ごす
一人暮らしであっても実家住まいであっても、過干渉な母親は連絡してくるものです。そして、怒らせてしまうと非常に面倒なことになってしまいますよね。
長話を避けつつ、過干渉を終わらせていきたいところです。
ここでも、「一人でできるから安心して欲しい」ということをやんわりと会話の中に混ぜていくことが大事です。
そして、その際に強い意志を見せることも必要です。「あんたにできるわけない」というようなことをはじめのうちは言われるかもしれませんが、耐えましょう。
上手くやり過ごしつつ、実際に結果も出していきましょう。そうすれば、きっとそう遠くない未来に認めてくれるのではないでしょうか。
いきなりその日に過干渉をやめさせるということは、不可能です。しかし、時間をかければいつかは折れます。