自分の子供の成長に関する心配は、たくさんありますよね。
まずはちゃんと生まれてくるかどうか、そして健康に成長できるかどうか。
そして義務教育や学校での生活を終えると、就職となります。
しかし、就職に失敗したり、会社を辞めてしまったりといった理由でそのまま働かなくなってしまっているという息子さんをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、働かない息子に対してどう接していいかわからないという方のために、こうなってしまった原因や息子の心理について、そして今後どのように対応していけば良いのかということについても解説していきたいと思います。
心理面で不安を持っていることは、とても多いのではないでしょうか。
まずは、働かなくなってしまった原因を探ってみましょう。
まずは、学校を卒業してから一切働いたことがないというタイプの息子さんについてです。
就職活動自体はしていたのであれば、説明会や選考における試験、面接においてなんらかのトラウマになる出来事に遭遇してしまい、働くことが恐くなってしまっているかもしれません。
就職面接は、穏やかに進む会社もあれば圧迫面接などの厳しいものも存在しています。
そこで厳しいことを言われ、心が折れてしまったということも可能性としては大いにあり得ることです。一度恐怖を感じてしまうと、それは避けたくなるのが人間の心理です。
選考に行く前の説明会においても、働くことの心構えなどを長々と語り、社会におけるダメな人物などの例を細かく挙げていくようなものが多数見受けられます。
自分は会社に入っても上手くやっていけないのではないかと思い、就職を断念してしまっているということが、現在働こうとしていない理由として考えられます。
一度会社勤めを経験している息子さんであれば、今働こうとしていない理由はかつて勤めていた仕事を辞めているという経験そのものだと考えられます。
例えば、就職活動において説明された内容と実際の業務は全く違うということがとても多いですよね。
休みが多いと聞いて就職してもまったく休みがなかったり、残業はないと聞いていたのにサービス残業が毎日何時間も行われたりということがあります。
そのようなウソによって心を折られてしまっていて、そのためもう就職したくないという気持ちになっていることが考えられます。
またウソで騙されるのがイヤだという心理が働いているのです。
トラウマがあるということが一切なく、ただ本当に面倒だから働きたくないというだけの可能性もあります。
この場合は、現在の状況があまりにも不自由でなさ過ぎることが原因です。
就職をしたことがない息子さんならば、いきなり正社員になるのが難しいのであれば近所でのアルバイトから始めさせてみてはいかがでしょうか。
とりあえず働くという経験をすることによって、生きていく上での要領などは身につけていくことができます。
できるだけ早めに独り立ちしてもらいたいところですが、千里の道も一歩からと昔から言われています。まずは、外に出ることが重要です。
ウソにまみれた人間社会ですが、それでもそれなりに正しい会社も存在しています。
一度会社を辞めている息子さんであれば、言い換えればかつて就職はできたということです。
多少時間がかかっても、本当に納得できる仕事が見つかれば、きっと再び働き始めるのではないでしょうか。
まずは、ハローワークなどで求人を探しに行かせましょう。
無気力で働く気がないという息子の場合は、強引にでも一人暮らしをさせて、自立を強要することが必要です。
現在息子が一人暮らしをして仕送りで生活しているのであれば、仕送りを止めてしまいましょう。
無気力なのであれば、やる気を出させるしか方法はありません。やる気を出させるには、ある程度の命の危機に置かれたほうが良いでしょう。
本当に生きていけるのか不安になってしまうかもしれませんが、ここは心を鬼にしてみてはいかがでしょうか。
将来的には結婚して家庭を築いて平穏な暮らしをしたいと考えていることがうかがえるのであれば、相手が見つかるように仕向けることも良いのではないでしょうか。
友達がいるのであれば一緒に遊びに行かせれば、もしかしたらどこかで出会いがあるかもしれません。
結婚したいという相手が見つかれば、結婚やその後の暮らしのための資金が必要となるため、何らかの方法で働き始める可能性は非常に高くなるのではないでしょうか。
また、出会いがなかったとしても、遊ぶためには資金が必要です。
親からお金が入らなければ自分で資金を調達するしかありませんので、現在お小遣いなどをあげているのであれば一刻も早く支給を中止することをおすすめします。
携帯電話などの料金も、自分で支払わせるようにしましょう。そうすれば、イヤでも働くことを考え始めるのではないでしょうか。