車の免許をついに取得して、早速車を購入したという方。気になるのは、初心者マークをどうするかですよね。付けるかどうかで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
「初心者マークを付けていると周りの車に邪険に扱われる」「派手に追い越されるため恐い」というような、ネガティブな内容の話題を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、初心者マークについて詳しく解説しています。ぜひ、免許を取った方はチェックしてみてくださいね。
免許を最近取った方はご存知かと思います。取ってからしばらく経っている方は、もしかしたら忘れてしまっているかもしれません。
初心者マークは、免許の取得から1年間は必ず車に付ける義務があります。
先程述べたように初心者マークの付いた車は他の車に煽られたりすることがあるため、実情はそうでもありませんが、初心者であることを意思表示することで周りのドライバーはその車に注意して運転しなければいけなくなるシステムです。
初心者マークが付いていなかったことで「この状況にはこう対応してくれるだろう」と周りのドライバーが油断した結果事故が起こってしまうということはありえます。
そのため、初心者マークは絶対につけなければいけないのです。
初心者マークを付けることは、「義務」です。そのため、もしも付けていないことが警察にバレてしまった場合、処分対象となります。
この「初心運転者標識表示義務違反」は、反則金が4000円かかってしまうものです。
さらに違反点数が1点となります。もしも酒気帯び運転だった場合は、0.15mg~0.25mgのあいだならば14点、それ以上ならば25点引かれてしまいます。
つまり酒気帯び運転ならば1発で少なくとも免許停止、あるいは取り消しとなります。
通常の違反点数も、1回注意されてからも付けず、何度も警察に発覚してしまえば免許停止にはなりえます。
やはり、初心者マークは付けておいたほうが無難です。
止められて免許の提示を求められさえしなければ、初心者マークが必要かどうかはバレません。
しかし、油断していると突然免許の提示を求められる機会がやって来るかもしれません。
自分が正しい運転をしていても事故に巻き込まれることはありますし、検問があってそこで止められるかもしれません。
それに怯えながら車を運転するのは、なかなかにストレスが溜まります。
初心者マークを付けているせいで煽られて屈辱的な思いをすることもあるでしょう。
その場合は相手が悪いので、よほど腹がたったのであれば車のナンバーを覚えておいて後から通報してみても良いかもしれません。
自動車学校を卒業した際に初心者マークを貰える場合もありますが、そうではなかった場合、購入する必要があります。
初心者マークは、磁石でくっつけるものと吸盤でくっつけるものの2種類が存在しています。
そのどちらも、様々な場所で売られています。
基本的には、車用品を扱っているお店であればどこでも売っています。例えばオートバックスやタイヤ館のような専門店やホームセンター、そしてダイソーなどの100円ショップです。
スーパーやデパートでも売られているかもしれません。コンビニだと、あまり置いていません。
さらに、ネット通販でも初心者マークは販売されています。
例えばAmazonで初心者マークと検索すると、たくさんの初心者マークが見つかります。
ただし、パーティーグッズなど車と関係ない初心者マークグッズも紛れていますので、ネット通販で購入する際はその点には注意する必要があります。
初心者マークは必ず貼り付ける必要がありますが、車に貼る表示はこれだけではありませんよね。
例えば高齢者が貼るもみじマーク(高齢運転者標識)、身体に障害がある方のための身体障害者標識(マーク)、聴覚障害がある方のための聴覚障害者標識(マーク)があります。
なお、もみじマークは現在は4食のクローバーのような形状に変わっています。
高齢運転者標識は元々は表示義務はありませんでしたが、現在は表示義務があります。
そのため、警察に知れると指導を受けることとなりますので注意しましょう。
身体障害者標識は、表示義務はありません。ただし、表示して周りに注意してもらったほうが安心であれば付けておいたほうが良いでしょう。
聴覚障害者標識は、付けなければ罰則があります。ただし、二輪車の場合は表示義務はありません。
このようにそれぞれ違いがあります。しかし、基本的に専用のマークの対象となっている場合は付けておいたほうがいいかと思われます。
安全な運転を自分で心がけることは勿論大事ですが、周りにも注意してもらったほうがより安全です。