皆さん、地元はお好きでしょうか?テレビなどではよく「ご当地」や「町興し」が話題になっていますし、地元愛が強い人がとても多いように思えますよね。
しかし、地元が嫌いな人も同じくらいいるのは間違いありません。現にこの記事を書いている私も、正直なところそんなに地元愛はありません。
さて、それでは地元嫌いなみなさんが思いを共有できる、地元が嫌いな理由をいくつか紹介していきたいと思います。
地元が嫌いであるというマイナスな気持ちについてあまり悲観せず、そのまま嫌いであることを受け入れることができれば、少し気分が晴れるでしょう。
地元を出た方も、まだ地元でつらい日々を送っているという方も、ぜひチェックしてみてくださいね。
人間関係の問題は、地元にはつきものです。
地元の人というのは、自分の幼少期や少年時代を知っていますよね。特に同年代の知り合いは、自分の知られたくないことを知っていたり、弱みを握っている場合があります。
そのため、遭遇したくないから大学進学時などに地元から出たという方はたくさんいるでしょう。ネット上においても、そのような意見が見受けられます。
例えば地方に住んでいる場合、上京するなどして知り合いが誰も自分の周りにいないという環境に置かれると、始めは寂しくなりますが、やがて快適さにも気づくことになりますよね。
たまたま実家に帰るなどした際に、偶然近所のスーパーなどであまり親しいわけではない知り合いに出会ってしまった時は、無視するわけにもいかず、とても気まずくなります。そんな経験をお持ちの方は多いでしょう。
やはり、地元は嫌だな…と思わされる瞬間ですね。
こちらも同様に、人間関係の問題です。人間関係は、地元嫌いな方が挙げる理由としては一番ポピュラーです。
もちろん都会に住んでいてもこの問題に直面することはありますが、地元が田舎の場合などは、特にこの問題が顕著です。
周囲に住む人々がみんな顔見知りであるという環境で暮らしている場合、その閉鎖的な世界に嫌な思いをすることがあります。
お互いにその場にいない知り合いの陰口を叩き合い、実際に本人が来るとそこでは何も言わないというような陰湿な人々と関わるのが嫌になったという方の声が、ネット上の質問サイトなどでも見受けられます。
この記事を読んでいる方の中にも、同じ気持ちだけど様々な事情から引っ越すわけにも行かないため、嫌々暮らし続けるしかない…という方もたくさんいらっしゃるでしょう。
また、地域でのイベント等に無理やり参加させられる、または参加しないといけない同調圧力がかけられるということがあります。
一見華やかなお祭りであっても、参加している人の中にはそれなりの人数、嫌々やっている人がいることは間違いありません。これには、参りますよね。
また、『サザエさん』で描かれている世界のように、何か新しいものが入ってくることを嫌うという傾向も「地元」にはあります。
様々な人々からされる行動への束縛が、地元を嫌いにさせているということは大いにあるでしょう。
田舎が地元の場合、特に中学〜高校生の頃にはこの問題に直面したという人が多いでしょう。
東京などの都市部に住んでいる場合は、電車に乗ってすぐに行きたいスポットに行くことができます。
しかし、田舎の場合はまず電車がほとんど走っていないため、基本的には車がないと出かけることはできません。
車があったとしても、基本的にはいつも同じ何件かのスポットにしか行くことができませんし、それらが家から遠いと時間がかかってしまい、なかなか出かける気も起こりません。
車に乗れない学生時代は、自転車で必死になって遠くのスーパーや様々なショップへと足を運んだという経験がある方もいらっしゃるでしょう。
近所に商店街がある場合でも、最近はシャッターが閉まっている店も増えてきています。
本当の田舎の場合は、個人経営のお店が数件ある程度で、そこも休日は休みという場合もあります。
地方では、都会のように民放がたくさんあるということはなかなかありません。
例えば東北において一番発展している仙台であっても、テレビ東京系列は存在していないため、他の民放の系列局がテレ東の番組を放送しています。
しかしすべての番組を放送しているわけではありません。特にアニメなどは、地方ではほとんど放送されません。
テレビ東京や、その他の局における地元で放送していない番組見たさに地元から出たという方も少なくないのでは?
こちらは、都会が地元という方の地元を嫌う理由です。
普段暮らしていると行列に並ぶことや沢山の人がいる駅の中を歩くこと、混雑している電車、狭い道などに違和感を感じることはそれほどないかもしれません。
しかし、一度地方などに行く機会があると、その動きやすさに驚き、地元はなんて窮屈なんだろう…と感じることがあるでしょう。