ある日突然自分にも振りかかるかもしれない検査入院。
何らかの病気の疑いがあった場合、検査入院をすることになるのです。
検査入院は普通の入院とは違うということはなんとなくわかっても、具体的に内容がわかるかというとそうではない方も多いのではないでしょうか。
そして検査入院は入院であることは間違いありませんが、保険が適用されるのかどうかも気になりますよね。適用されるのであれば、入院給付金をもらっておきたいものです。
検査入院の日数や費用は普通の入院とどう違うのか、そして保険はしっかりと適用されるのか。この記事では、検査入院の様々な疑問にお答えしたいと思います。
検査入院は検査のための入院です。しかし入院は入院なので、通常の入院と同様に様々な費用がかかるしくみとなっています。
まずは、検査の費用について解説します。
検査自体の費用には、保険が適用されるものとされないものが存在します。消化器疾患の検査の場合は保険が適用されますが、3割程度の金額を事故負担しなければいけません。
その結果、3500円程度の金額を支払う必要があります。
体の細胞を数か所検査する場合は、1万円以上の金額を自分で支払わなければいけません。
MRIやCTスキャンのような機械を使用すると、こちらも数千~1万円以上の金額がかかってしまいます。
このように、検査自体の費用はなかなかの額となります。それなりに費用がかかる可能性があるということを事前に把握しておかなければ、終わってから驚くはめになってしまうかもしれません。
基本的にその場で言われるまではいくら検査に費用がかかるかはわかりません。
かかる費用は、これだけではありません。まずは、入院における食事にかかる費用です。
食事代は1食につき260~300円程度です。検査の内容によって食事の回数は変わってくることが予想されますが、3食しっかり食べると780~1000円程度になることとなります。
この価格が安いと見るか高いと見るかはそれぞれですが、安い定食屋で牛丼を食べる程度ですので高いと思っている方も我慢したほうが良いでしょう。
そして、意外と高いのがベッド代です。基本的に検査入院で保険が適用されるのは4人以上の部屋になります。もしも大部屋が嫌で人数の少ない部屋や個室にしたいということであれば、差額ベッド代が発生してしまうのです。
差額ベッド代は病院によって大きく異なってくるためはっきりとこの金額!とは説明できませんが、最低でも数千円、最大数万~十数万の病院が存在するようです。
あまり予算がない場合は、差額ベッド代が発生しないように人数の多い部屋に泊まることをおすすめします。
さらに、パジャマやスリッパなど病院で身につけるものを借りる際にも雑貨代が発生します。借りなくても良いように、ある程度のものは持ち込みで済ませることもいいかもしれませんね。
そして、テレビを見る場合は病院のテレビは基本的に有料となっていますので、その料金も発生します。
主にプリペイドカードを購入してテレビを見るというシステムになっています。
基本的には1分1円換算のプリペイドカードとなっているので、1000円分のカードであれば1000分。つまり16時間程度テレビを見ることができます。
あまり長くない入院期間であれば、カード一枚で基本的には間に合うのではないでしょうか。
検査入院は、検査の内容によって日数が大きく変化します。短ければ数日で終わりますが、長い時間の検査が必要であれば数週間に及びます。
例えば高血圧の疑いがあって検査入院を行う場合は、24時間単位での検査をたくさん行うため7~10日程度の日数がかかります。
そしてその後に病状によっては本格的な入院をすることとなります。
結果は入院中に出ます。問題がなければ退院できます。
また、検査が終わっても様々な指導などがある関係で底から数日間入院の日数が長くなることもあります。
検査入院の内容によって、保険が適用されるかどうかは大きく異なります。
検査のみが目的の検査入院では、入院給付金が支払われることはありません。例えば人間ドックや健康診断の場合は不可能です。
しかし、例えば何らかの病気の疑いがある前提で検査入院をし、検査によって何らかの病気であることが判明してしまった場合は「治療が目的の入院」という判定になり、入院給付金が支払われます。
何もなければお金がかかり、問題があった場合は保険が適用されると考えていいでしょう。
何もなければ基本的に自腹となってしまうことはなかなか予算的に厳しいですが、しかし何もないわけですので健康的な生活ができるため、そこは我慢するしかありませんね。
病気だと診断されてしまった場合は、保険がおりますので安心して治療をし、健康を取り戻しましょう。