高校の卒業後に県外の大学に進学したり、就職や転勤をきっかけに県外に出ることになったりなどの理由で地元を離れる機会は訪れます。
地元を離れるということに対して、初めは不安もあるかもしれません。しかし、やがてメリットがあることにも気づかされます。
まだ地元を出たことがなく、できれば一生地元からは出たくないと考えている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、地元を離れるメリットとデメリットについて解説します。地元を出ることを考えている方は、要チェックです。
顔なじみばかりの地元で暮らすということは、自分がどこで何をしたかが全てバレてしまうということでもあります。
そのため、人に見られたくないような場所を訪れたり、後で話題にされると恥ずかしいような行動をしたりということはあまりできません。
周りの人々とともにずっと地元で暮らす場合、死ぬまで話題にされ続けることになってしまうからです。
その場にいなかった人にも、噂として蔓延していきます。特に一つの町・村で子供時代から大人になるまで生きてきた方であれば、この辛さがよくわかるのではないでしょうか。
地元を出て自分のことを誰も知らないような地域に住めば、この煩わしさからは一気に解放されます。
もちろん反社会的な行動をしてはいけませんが、基本的には何をやっても誰にも見られてはいませんし、気にもしません。
新しい友人を作り、第2の人生を歩むことができます。
過去に人間関係のトラブルがあったことであまり会いたくない特定の人が地元にいるという方には特に、地元を出ることで開放感を得ることができますよ。
地元の人の考えしか知らずに生きていると、様々な場面において新しい意見を取り入れることができないため「○○は××だ」という一つの意見・価値観で凝り固まっていってしまいます。
一度地元を離れることによって、良くも悪くも世界の広さがわかるようになります。
地元と全く違う環境に住むことによって、住んでいる間はわからなかった地元の良さも見えてきます。
そのため、地元が好きという人であっても一度地元を離れてみることは意義のあることと言えるでしょう。
数年間地元を離れてみて、自分にはどちらがあっているかを考えてみることをオススメしたいです。
地元で何年、何十年も暮らしていると、どこに何があるかは完全に把握してしまいますよね。
特に地元が地方の県だった場合は、あまり変わり映えもしないためだんだん出かけることが億劫になってしまいます。
しかし地元を離れれば、全てが全く新しい世界となります。そのため、少なくとも初めの1年間は出かけるのが楽しい日々を送ることができるでしょう。
地方の地元から首都圏に引っ越す場合は、電車でどこにでも行けるという楽しさに目覚め、今までインドア派だったとしてもアウトドアに目覚める可能性があります。
地元は素晴らしいと考えている方も、一度旅行などで県外に出てみることをオススメします。きっと、新しい世界が見えてきますよ。
ここからは、地元を離れるデメリットについての話題となります。
地元に幼い頃からの友人が数人いるというような人で、特に高校に入ったら新しい友達を作れずに悩んだという経験をお持ちのような友達作りの苦手な方は、地元を離れると辛い日々を送ることになるかもしれません。
現在はインターネットがありますので、友達や親兄弟と離れた場所で暮らしたとしても連絡がいつでもとれます。
さらに交通も発達しており、いかに地元から遠い場所に自分が飛ばされたとしても日本国内であればせいぜい2日もあれば戻れます。
そのため、今生の別れとなることはなかなかありません。
しかし、それはそれとして自分の周りには新しい友人を作らない限り誰もいません。その孤独さに耐えられるかは地元を離れるうえで重要です。
地元を離れた人物に対しては、地元にとどまり続けている人は悪い印象を抱く可能性があります。
特に地方から都会へ出た場合は、帰ってきた際に服装や行動について変化があると非常に厳しい目を向けられてしまいます。
直接口には出されなくても、噂になり悪評が生まれていってしまう危険性は大いにあります。
この点に対しても注意が必要です。しかし、それを気にしすぎることもやめたほうが良いでしょう。
田舎と都会では、食べ物や土地の値段が大きく異なります。そのため、生活のかってが変わってきます。
同じ家賃でも田舎ならば大きな家に住むことができますし、食糧もたくさん買えます。
ただし田舎にばかりメリットがあるわけではなく、都会ならば家賃や食費で圧迫される代わりに前述のとおり様々な遊びのスポットがあったり、交通が発達していて運賃も安いといった魅力があります。
この違いをメリットと取るかデメリットと取るかは人によって異なります。地元を離れる場合、この点も考えてみることをオススメします。