たまごボーロはその優しい口触りから子どものおやつとして親しまれています。
一口サイズで柔らかく、口の中で解けるのでノドに詰まらせる心配が無いのも大きいです。
しかし赤ちゃんに食べさせて大丈夫なのはいつ頃からなのか、気になります。
材料に卵を使っているのでアレルギーなども心配…これらの疑問を調べてみました。
商品によって多少の前後はありますが、赤ちゃん用のたまごボーロなら生後7か月になってからです。
心配ならパッケージのどこかに推奨年齢が書かれているものを選ぶと良いでしょう。
一般的なおやつと赤ちゃん用のたまごボーロでは味付けの薄さが異なるので間違えないようにして下さい。
生後7か月となると離乳食をトロトロやベタベタなものから少しだけ固形の物に変えることになります。
豆腐のような舌で潰せるような固さの食べ物を食べられるようになるので、食事メニューにも変化が表れることでしょう。
たまごボーロも赤ちゃんが舌で潰して食べることができる食べ物なのでこの時期を目安にしましょう。
この頃になると成長期の赤ちゃんの発育に重要なたんぱく質をしっかり摂らせることが必要になります。
普段の食事メニューにも豆腐や薄味の魚、肉などを加えたところにたんぱく質性のおやつとしてたまごボーロを与えると、赤ちゃんの健全な成長をサポートしてくれます。
とはいえ食べさせ過ぎは禁物、赤ちゃんの食べる様子を見守りながら欲しがったらあげるようにします。
更にこの頃から赤ちゃんは何でも興味を持ち、手を伸ばしては掴んで口の中に入れるようになります。
口に入れても大丈夫なおもちゃとしてたまごボーロを使うという手もあるでしょう。
生後7か月はあくまでも目安なので赤ちゃんの発育具合を見守って、大丈夫だと思ってから与えるようにしましょう。
赤ちゃんにも優しいたまごボーロですが名前の通り卵を使用しているためアレルギーが出ることもあります。
アレルギーの中でも特に卵は他の食品より発症する子どもが多く、心配なお母さんも多いでしょう。
また卵では出ないのにたまごボーロを食べると症状が出る、という事例もあるので素人判断は止めましょう。
アレルギーって?
体のバランスが崩れ免疫システムが本来通りに働かない状態です。
異物ではないものを有害と判断し、炎症や下痢、吐き気や発疹など様々な症状となって体を守ろうとします。
アレルギー体質は遺伝することも多く、両親がアレルギーを持つ食品を子どもに与えるときは細心の注意が必要になります。
乳児はまだ消化器官が未熟なためこの時期にアレルギーを発症する可能性は少々高まります。
食べさせてすぐに発症することもあれば半日、1日経ってから発症することもあります。
直近の食べ物が原因でない場合もあるので、食べさせた物はしっかり記録することで原因が解明しやすくなります。
なぜ卵アレルギーになるの?
卵アレルギーは免疫機能が完全になる前の3歳以下の乳幼児に多く見られます。
特に卵白にはアレルギーの原因となる物質が多く、与える際には注意が必要です。
成長と共に体の機能が成熟することで改善されることもありますが、素人判断は危険なので医療機関と相談しながら対応するようにしましょう。
アレルギー症状は様々で赤ちゃんによって異なります。
下に紹介する異常な症状が出たらまずは卵アレルギーを疑うようにしましょう。
また赤ちゃんは自分の苦手なものを敏感に感じ取り、避けようとすることもあります。
食べることを嫌がったなら無理に食べさせず、他の食べ物で代用する機転も必要です。
湿疹
卵アレルギーでは一番多い症状で、皮膚に突起が現れて次第に大きくなります。
大きいものとなると硬貨や卵くらいの大きさの湿疹が口周りや腕、お腹や背中に現れるようになります。
子どもはかゆがりますが下手に傷つけると雑菌が入る可能性があるので気を付けましょう。
下痢・嘔吐
体が異物と判断し、強制的に体から排泄しようとする症状です。
出し切ってしまえば問題はないのですが、赤ちゃんの場合体力的にも大きな負担となります。
脱水症状を併発する恐れもあるので水分補給は欠かさないようにしましょう。
呼吸器症状
セキや喘息、異常な呼吸など呼吸に表れる症状で卵アレルギーの中でも重篤です。
明らかに呼吸がおかしい場合、ショック状態となっているので応急処置として足を高くして寝かせます。
呼吸器官が異常に膨張し、喉が閉塞することもあるので速やかに医療機関へ搬送しましょう。
アナフィラキシーショック
上の症状が併発した場合、複数の臓器に異常が出ており生命の危機にある状態です。
時間との勝負ですからすぐさま医療機関へ搬送し然るべき処置を受けさせて下さい。
回復して大人になっても、食べることで再び生命の危機に陥ることもあるのでしっかり教えきかせましょう。
軽い症状でも後に生命の危機となる場合もあるので、ちゃんと医療機関に相談しましょう。
重篤な症状が出た場合、生命を救えるかは時間との勝負なので速やかに医療機関に搬送します。