なんだか体がだるくて重ーい。
テレビコマーシャルの文言ではありませんが毎日毎日、身体がだるくてしんどいと、なにもやる気が起きないですよね。
これではだめだ!動かなくては!と思っても思うようにいかず、ついつい横になったまま休日の半分が過ぎてしまってもったいないことをした、なんて経験あるのではないでしょうか。
だるさの正体を知り対処してゆきましょう。
睡眠は長時間とったからよいというものではなく、その質で良し悪しが決められます。
体内時計がずれている場合は十分な休息につながらないばかりか、眠たいのに眠れなくなる、あくびが止まらないなどの症状がでます。
対策として、早朝に朝日を浴び、規則正しい生活を送ることが必要となります。
また、疲れているからといって寝貯めをしようと思ってはいけません。
近年科学的に寝貯めができないことが証明されていますし、寝過ぎはだるさへ直結します。
寝すぎることで体が固まり、筋肉の硬直、血行不全がおこればさらにだるさは増します。
ぬるめのお風呂に入ったり、寝る前のストレッチやマッサージ、気分をリラックスさせるためにゆったりとした音楽を聴くのも効果的です。
質の良い睡眠がとれるように対応、改善してゆきましょう。
食生活の乱れによる栄養不足や、暴飲暴食からなる内臓への負担で疲れが取れないケースも年々報告が増えています。
ビタミンB群の不足は体内のエネルギー切れをおこさせ、鉄分不足は貧血はもちろん、体内の酸欠状態を誘発させますので細胞の活動が衰え疲労へとつながります。
逆に炭水化物や糖質の取りすぎは血糖値が乱降下し、代謝が落ちるなど疲労蓄積への原因をつくってしまいます。
食べすぎは胃腸を疲れさせ、腸内環境を整えることができなくなりますので体の疲れとして現れてきます。
最終的に気を付けなければならないのはバランスの良い食事をきちんとした時間に、量を守って摂ることです。
肥満体質の方であれば少し食事を調整するだけで面白いように1~2キロおちてしまうものです。
肥満解消もだるさの解消へつながってゆくので今日から見直すのも遅くないですよ。
睡眠の質の良し悪しに伴い考えられる原因は、睡眠時無呼吸症候群です。
睡眠中呼吸が止まってしまう病気で知らぬ間に睡眠を妨害します。
自分では気づくことができないため潜在患者が多く診断も難しいですが、あまりにおかしいと思ったときは病院で診てもらうのがよいでしょう。
また風邪の引きはじめは熱や咳などの主症状は出ない代わりに四六時中、体がだるいことがあります。
症状が出る前に体を温め、免疫力を高めるよう食事と睡眠に気を使いましょう。
もっとも危惧しなくてはいけないのは心の病気だった場合です。
毎日の過剰なストレスや、心配事、さまざまな要因が考えられますが治療してすぐに治るものでもないことが身体に反映されている状況はとても危険な段階と言えます。
心療内科へ行くことそのものがとても勇気のいる行動ですが、自分の体のためにまずは病院へ行き現実を見つめるところから始めましょう。