睡眠をとっていたら、急に身体がビキッ!!声を上げるほどの痛みが!
いわゆる「身体がつる」状況は地味につらいことですよね。
痛いのは一瞬ですし、だから大きな病気につながるでもなく、ただ迷惑なだけの症状だと思ってしまいます。
でも実は、身体がつりやすい、つってしまうことが多い、というのは体から発せられるSOSのサインなのかもしれませんよ。
なぜなのか一緒に確認してゆきましょう。
最も多いとされえる原因は「筋肉の疲労」です。
普段は使わなかったり、急に動いた場合、筋肉の酷使によって疲れすぎてしまい、うまく神経系統との連携が取れなくなり、筋肉が異常に収縮します。
歩行や運動時には自分の意志で筋肉を動かしていますが、自分の意志とは全く関係なく突然足の筋肉が痙攣するものです。
日ごろの運動不足は一両日で解消できるものではないので、段階を踏んでゆっくりと身体を鳴らしてゆきましょう。
加齢による筋肉量の減少・血行不良
年齢を重ねるにつれ、疲労や冷えによる血行不良が原因となり、筋肉の伸び縮みがうまく制御できなくなることがあります。
体温の調整機能が低下することが要因とも考えられ、特に睡眠中に足がつる場合はこれが原因であることが多いといわれています。
脱水によるミネラル不足
中でもカルシウムやマグネシウムが不足しているとなりやすいそうです。
冬場につる症状が多いのは、夏場に比べて意識して水分を取らなくなることも要因の一つとして報告されています。
風邪などの病気で汗をかいたり、下痢をしたり脱水状態に陥った際、電気質―カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラル、のバランスが崩れることによるもので神経や筋肉が興奮しやすくなり、つる原因につながってきます。
栄養素の不足は食事の改善が望ましいですが、食事の改善などが難しい場合はサプリメントなどでカルシウムやマグネシウムを摂取することで対策することが可能です。
冬場の身体の冷え
最も単純で意外と気づかない理由が体の冷え。
下痢をしてしまったり、しゃっくりが出たり、風邪でもないのに鼻水や鼻づまりが起こるなど、冷えによる影響は様々な症状として現れますが、つるのもその一つです。
血行が悪くなり足が冷えてしまうと、こむら返りを起こしやすくなります。
足元を冷やさないようにひざ掛けを利用したり、暖かい素材のブーツを使用するなど工夫しましょう。
また室内が暖かいからといって冷たいものの取りすぎや、薄着での活動は血行を悪くしますので控えましょう。
原因となる疾患をもっている
椎間板ヘルニアや糖尿病、動脈硬化など何かしらの疾患が悪さをして「足がつる」という現象につながることがあります。
最近頻繁に症状が起こる場合は体に異常が発生している可能性が否定できません。
大きな病気だと肝硬変や閉塞性動脈硬化症になりかけている可能性もあります。
頻度が高い場合は軽んじてしまうと取り返しのつかないことになる場合もありますので、早めの受診を心掛け、心配事を払拭するようにしましょう。
何もなければ何もないが一番良いのでそのために病院にかかりに行くのだと思ってくださいね。
繰り返しますが、あまりに高頻度でさいなまれている場合は速やかに病院での受診をお勧めいたします。
特に大きな病気に対して、たかがちょっとの異常だからと見逃していると最終的に取り返しのつかない事態に発展しかねません。
そのほかは日々のちょっとした改善で対応ができます。
症状を見直してみて下さいね!