食べすぎたり飲みすぎたりしている訳ではないのに、胃がなんかむかむかする。
吐き気が込み上げてきて「オエ」とえずいてしまう。
普段から吐き気があると、気分が優れなくて嫌ですよね。
ましてや、長期的になるとなおさらです。
そんなときは胃薬を飲んでしまいますが、時間がたって効き目が切れるとまた逆戻り…
根本的に解決するためにも吐き気の原因となる病気や、吐き気がある時の対処法などご紹介します。
食べ過ぎや飲みすぎ、ウイルスやストレスなどにより、胃の粘膜がただれ、胃がキリキリと痛みます。
また酷くなると吐き気やおう吐、吐血なども起こります。
無理をせず安静にしていれば2~3日で治る事が多いです。
対処法としては、体を温めて血の循環を良くする、少し温めた牛乳をゆっくり飲むと少し楽になるそうです。
病院を受診する時は消化器内科(内科)を受診します。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍
胃や十二指腸に腫瘍ができる病気です。
吐き気と共に、みぞおちの辺りにズキズキとしたような痛みが出るのが特徴です。
痛みの度合いは個人差があります。
治療法には薬物治療と外科治療があり、症状によっては手術をする場合もあります。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍はまず内科を受診し、診断や症状によって外科や胃腸科などで治療していきます。
逆流性食道炎
胃酸を含む胃の内容物が食道に逆流する病気です。
胃には胃酸から粘膜を守る防御機能がありますが、食道にはないのでダメージを受けてしまい、吐き気や胸やけと言った症状が出ます。
治療としては胃酸を抑える薬や生活習慣の改善で症状を緩和していきます。
片頭痛
頭やこめかみ部分がズキズキと痛む病気です。
緊張している時や、気圧の関係、強いストレスを感じたりした時に起こりやすく、ひどい頭痛と共に吐き気を伴う場合がよくあります。
中には起き上がれないほど、片頭痛がひどい人もいます。
鎮痛剤を飲んで対処しますが、吐き気がひどい時は、一緒に吐き気止めを飲むと効果があります。
受診する時には、頭痛を積極的に診療している病院が好ましいですが、近くにない時には、内科や脳神経外科、神経内科などを受診すると良いでしょう。
メニエール病
耳の奥にある平衡感覚をつかさどる“内耳”という部分に障害が起きる病気です。
吐き気と合わせてひどいめまいや難聴、耳鳴りなどが起こります。
メニエール病は内耳の病気ですので、耳鼻咽喉科を受診します。
めまい止めの薬や吐き気止めの薬で症状を抑えます。
根本的な原因はストレスが理由の事が多いので、原因となっているストレスから解決できるようにゆっくり治療していきます。
心因性おう吐
強いストレスや不安からくる吐き気です。
過食症や拒食症などがよく聞く症状ですね。
強いストレスから吐き気が頻繁に起こり、解消しようと必要以上に食べたり、吐いたりします。
心療内科や精神内科などで診察しますが、強いストレスや不安をなかなか話せなくて診断に時間がかかる場合もあるそうです。
悩みや不安を打ち明ける事は勇気がいる事ですが、病院側は本当に少しでも解決できるように真剣に考えてくれているので、思い切って悩みや不安を打ち明ける事が大事ですね。
このように吐き気は様々な原因で起こります。
内臓疾患からくるもの、心因性からくるもの、頭痛からくるものなど本当に様々です。
アルコールの過剰摂取や、不規則な生活、寝不足などの生活習慣でも吐き気が続く場合があります。
また、吐き気の奥には脳梗塞や、くも膜下出血などおそろしい病気が潜んでいる場合もあります。
自己で病名の判断をせず、おかしいと思ったら病院を受診する事が大切です。
普段から自分でストレッチやマッサージをして吐き気を予防するのも効果的です!