何気なく足を触ってみたら、なんだか爪がボロボロになっていた!
なんてことありませんか?
白くなっていたり、剥がれたのにまったく痛くなかったり、逆に痛みがあったりと症状はさまざまです。
年配の方であれば、爪に白い線が入っていて、それが濃くなっていくのは正常な老化ですが、子どもの爪が急に真っ白になって剥がれた!なんてことになったら不安で仕方がないですよね。
爪の病気といっても、様々な原因がありますし、爪が原因なこともあれば、別の病気のサインとして爪に異常が見られる場合があります。
代表的なものを調べてみましたので、症状を確認しながらチェックしてみましょう。
足の爪が剥がれる!原因は?どうすればいい?
足の爪が剥がれやすくなるというのは、下に爪ができてしまっている二枚爪や、爪がもろくなってボロボロと崩れてくる、などの症状があります。
年齢によってもなりやすさや症状が違いますので、そこもチェックしていきましょう。
足水虫
水虫は、白癬菌に感染することによって起こる症状です。
水虫と言えば、足の指の間の皮が捲れてしまったり痒くなったり…、足の臭いがきついお父さんがなっているイメージが強いですよね。
でも、水虫は誰にでもどこにでも感染します。
手に感染する場合もありますが、通常の水虫と同じで足に感染する場合が多いです。
水虫菌に感染している人のタオルなど共有すれば、もちろんうつってしまいます。
爪の厚さが増したり、もろくなってボロボロになったりします。
爪が変形しますので、押すと痛む事もあります。
感染のしやすさもありますし、爪の水虫は市販の薬ではなかなか治りにくいことや、下記の爪カンジタと間違いやすいこともあるので、皮膚科を受診しましょう。
適切な処置を受ければ完治します。
爪カンジタ
爪の水虫に非常に症状が似ており、水虫と勘違いすることが多いのがこの病気です。
これも、手に感染することもありますが、足の方が多いです。
カンジタ菌に感染する事によって起こり、痛みがあることはあまりないですが、爪が変形しますので、酷くなれば押すと痛みを感じる事もあります。
カンジタ菌は、デリケートな部分に感染する事が多く、免疫力が低下している時、抗生物質を投与している時など、カンジタ菌が原因で、陰部が痒みを伴うこともあります。
性病のイメージも強いため、感染を心配する人もいますが、基本的に日常生活を送る上で感染することはあまりありません。
放って置くと、完治するスピードが遅くなりますので、おかしいと思ったならば皮膚科を受診しましょう。
手足口病
え?と思う方もいるかもしれませんが、初期の段階で爪がぺろっと剥がれてしまう時があります。
痛みはありませんので、手足口病が治り、時間が経てば治ります。
手足口病は、文字通り、手と足と口に湿疹ができる感染症で、学童期以下に多い病気です。
まだ、湿疹も発熱もしていない状態で、爪が剥がれてしまうため、多くのお母さんはびっくりしてしまうでしょう。
しかし、子どもは痛がる様子は見せないので、不思議に思いながら、どこかでぶつけた?と思って放っていてしまうかもしれません。
幼稚園や学校で、手足口病は流行っていないか、最近会った、遊んだ子が感染していなかったかどうか、調べてみましょう。
鉄欠乏性貧血
鉄分が不足している貧血ですと、爪に症状が出る事が多いです。
横に線が入ったり、縦の溝が濃くなったりといった異常が出ます。
この場合、足もですが、手にも症状が出ますので、全身の爪という爪を良く見てみましょう。
鉄剤を処方したりすると回復してきます。
甲状腺異常、癌、その他の病気
爪にまず症状が出る病気はたくさんあります。
手にも異常は無いか、一本だけなのか、全ての指か、それらをチェックして多く異常が見られる時や、発熱、発汗、倦怠感など他に病変が見られる時はすぐに受診しましょう。
爪は健康のバロメーター、おかしいなと思ったらすぐに受診を!
いかがでしたか?
爪そのものが異常なものは、菌に感染している場合がほとんどですので、これは市販薬に頼ろうとせず、皮膚科に行くのが完治する一番の近道です。
水虫の場合、家族や同居人にうつしてしまう場合が多いので、早めに受診しましょう。
そして何よりも、爪そのものが変形していたり、もろくなっている場合、身体のどこかに異常が出ている可能性があります。
爪は健康のバロメーターです。
何か最近調子が悪い、体調がおかしい、そんなことがあるのならばすぐに受診しましょう。