子供が大きくなり、乳離れが近づくとお母さん達が気にかかるのは何を食べさせるか、何を食べさせて良いかではないでしょうか。
初めての離乳食を作るとき、あるいは買うときに、これは食べさせていいものなのかしら?と不安になりますが、いつも専門的知識を持つ人から助言が聞けるわけでもないしどうしたら……。
赤ちゃんの身体は大人と違うことは目に見えてわかることですが、内臓も大人とは全く違います。
与えてよいもの、与えてはいけないもの、簡単にまとめてご案内していきますよ!
ゆるゆるふわふわ、赤ちゃんの食べ物
どろどろのおかゆやふやかした野菜など、歯の生えきっていない赤ちゃんでも食べやすいものを離乳食に、と様々な本が書いていますよね。
なかでも卵は簡単に手に入り、少し火を通すだけでこの条件を満たしてくれる優れた食材ですが、アレルゲンの代名詞としても有名です。
与える場合は9ヶ月~11ヶ月を過ぎた頃からしっかり加熱し、それを出汁やおかゆなどに混ぜてふやふやにして与えてください。
生ものを与えるとアレルギーに発展するだけでなく未熟な赤ちゃんの内臓では細菌と戦うことができず下痢や嘔吐の原因となってしまいます。
怖いときにはアナフィラキシーショックなど死に至る症状を発症しかねません。
生ものは必ず火を通してから与えるようにしてください。
どのくらいになったら生物を食べていいの?
生ものと言っても前述した卵はもちろん野菜や魚、様々な食材があります。
赤ちゃん、および子供がいつから生ものを食べて良いか、と言う厳密な年齢の制限はありません。
成長過程や家庭環境にもより変化してきます。
例えばお母さんやお父さんが食べるものを子供はほしがります、上にお兄ちゃんお姉ちゃんがいれば何故自分が食べてはいけないのかと疑問にもってかんしゃくを起こすこともあるでしょう。
そういった自我の芽生えが食べさせどき、慣らしどきである方もいらっしゃいます。
明確に解ることは1歳までの乳幼児は勿論、安全を考慮すれば3歳までは控えてあげたほうがいいということです。
子供は雑菌に対抗する力がまだ発達しておらず、大人には全然平気な食べ物でもちょっとしたことでお腹を下したり、発熱やアレルギーに繋がる原因となります。
お魚だとネギロトがやわらかくてふやふやしているから離乳食に、と言うお母さんが実は少なくありませんが動物性たんぱく質はしっかりと火を通さないといけません。
お野菜もヘルシーだと思って生を与えても消化しきることができないのです。
子供の体が大人とまるっきり一緒の抵抗力を持ち、程度大丈夫になるのは12歳を超えてからです。
ですが、12歳になるまでずっと離乳食与えるわけには行きません。
赤ちゃんや子供の身体は大人に比べ未熟であるということを常に考え、適切なものを与えるようにしましょう。
与えるときはすこしずつ、好き嫌いしてもいい
離乳食や食事を与える上で大人の考え方をそっくり子供に反映させるのは大人側のストレスになります。
様々な本に「1日○○g以上、○○g未満」「好き嫌いさせずに三食キッチリ」など夢物語が書かれていることがありますが、本は画一された統計を掲載しているに過ぎません。
あなたのお子さんは必ずしも本の情報どおりに育つわけではない、というのは子育てをしている現役ママさんであれば言われなくてもわかっていることですが、最初のうちは好きなものを好きなだけ食べさせてご飯を食べることが楽しいこと嬉しいことだと認識させてあげてください。
食べ物の好き嫌いを咎めるのは言葉が解って、意思の疎通が出来てからにいたしましょう。
全部食べきらなくても、緑の野菜が食べられなくても、甘いものばかり好んで食べてもそれはその子の個性です。
毎日の食事がお子さんにとって安全で楽しいものでありますように頑張るお母さん方の助けになればと思います。