昔はそうでもなかったのに、ちょっと会話するのも面倒で、目を合わせるのもイヤ。
必要最低限接触したくないし、出来れば放っておいてほしい。
お母さんやお父さん、ご両親にそんな感情を抱いたことはありませんか?
もしくは今、まさにそんな気持ちをもって生活していませんか?
それはあなただけではなく、世界中の「親」をもつ「子供」であれば多くの人が経験する感情です。
あまり気持ちのいい感情ではないですし、ちょっとした対策を講じてはみませんか?
子供も親も〝人間〟です
多くの大人や世間は、「育ててもらっているのにそんな態度で」「親に感謝できないなんて」と、分かった風に子供であるあなた達の意見を聞く事がないでしょう。
無論、子供であるあなた達は「育ててもらっている」「扶養されている」身分だというのは十二分に分かっているはずで、それでもなお「親」と言う存在が鬱陶しく、うざく感じてしまう。
それは自己をきちんと有している証明であり、己の存在を認めてもらうという純粋な主張が心のうちにあるからです。
親は、あなた達より数年ばかり長く生きていて、あなた達より少しばかり大きな世界を知っています。
その経験から見比べたときに「子供の主張は間違っているか否か」と勝手に判断し、親が良いと思う方向を子供に教えます。
幼かった今まではそれでも良かったですが、今は自分を主張できる自己の育った同じ〝人間〟です。
一方的に教えられるのに耐えられないから、「親は鬱陶しい、うざい」と感じるのです。
では、どうしたら鬱陶しい、うざい状態を回避できるでしょうか。
1.話すことを諦めてはいけない
『どうせ話しても何にもならないから。』
多くの親、多くの子供は互いに同じことを思っています。
ですが、話さない限りなにも進展することはありません。
うざい状況はうざいまま、面倒ごとは面倒なままです。
必要なのは『努めて冷静に』『一方的でない対話』をすること、です。
エスパーではないのですから話さない限り相手の心の内、考えていることは分からないのです。
口に出すことが難しいなら手紙でも良いでしょう、自分の主張はきちんと親に伝えるべきです。
それで親が感情的になるなら、時間をかけるしかありません。
子供は親の所有物でないことを主張しましょう。
2.義務はきちんと全うする
子供の義務とは『教育を受ける権利』です。
権利と言いながら、本質は義務で、成績を維持し学習を継続するのは子供の紛れもない仕事です。
大人や親は『あなたのためだから』なんてもっともらしいことを言いますが、仕事です。
仕事をすることで人間は生きているので放棄してはいけません。
義務さえ全うしていれば『鬱陶しい親』は干渉するきっかけを作れません。
既にやってあるものを、「ああしなさい」「こうしなさい」とはいえないでしょう。
それでも口出ししてくるなら、対応1、対話による説得、もしくは言論で主張を押し通しましょう。
3.逃げることは絶対にしてはいけない
子供が取ってしまう一番の失敗は『逃げてしまうこと』です。
逃げはある意味では子供にのみ許された最大の防御ですが、逃げを発動した時点で親の鬱陶しさは更に増します。
また、親以外の大人へも積極的にあなたを構うきっかけを、あなた自身から提供してしまうことになります。
家出したり、友達の家に連泊したり、学校をサボってみたり、一時的にはとても楽になります。
何もかも放り出して楽しいことをだけをしたら、面倒でウザくて鬱陶しくてたまらない世界に戻ってきたいとは思いません。
でも戻らないまま生活することは、果たして出来るのでしょうか?
出来るなら構いません、どこまででも逃げましょう!逃げた先にこそ楽園はあるかもしれません。
しかし多くの人がそうではないので、逃げずに戦わなくてはいけません。
親は親、あなたはあなた
うざい、と思うことは離れてみて、接触を断って、対象を視界にいれなければある程度緩和されます。
ですが対処して処理できたわけではありません。
本当に、こころの中のうざさをかき消したいのなら、多少面倒ではありますが3ステップ、頑張ってみてください。
少しずつですが、きちんと対話し、義務をこなし、逃げないあなたの姿勢を見れば親はあなたが『大人』になったことを知るでしょう。
勇気のいる行動です、うざいと思う感情より面倒であることは明白です。
ですが、自分を主張できる〝人間〟であるならハッキリと行動にとらなければいけない時がやってきます。