もうこんなバイトやめたい……忙しく追い詰められて働いているときこそ強く思ってしまいがちなことですが、家に帰って冷静に辞めたいと思ったなら、それが辞め時かもしれません。
昨今ではブラックバイトという背筋が凍る言葉も認識されはじめています。
あなたが働いていて、身体も心も追いつかない、辞めてしまわないと生活が狂ってしまうと思ったなら今が辞めるベストなタイミングです!
でも、面と向かって辞めるなんていえない……NO!それは大きな間違いです。
職業選択の自由は憲法によって定められた立派な権利の一つなので、あなたが決めたのならだれにも咎められる謂れはないのです!
それでも人としてケジメを
しかし「辞めたいから今すぐ辞めよう、連絡も要らないよね、私がやめたいと思ったんだから」は一度社会に出た人間としては通用しません。
学生であれ未成年であれ、働くことでお金をもらったら立派な社会の一員、その道のプロフェッショナルでなければなりません。
辞めたいと思ったなら嘘偽りなく、「辞めたいです」と店長ないし人事権をもつ担当者へ相談しに行きましょう。
でも、その責任者、担当者がものすごく怖くて辞めたいなんて言い出せないし、辞める意思を丸め込まれてしまいそう、というのは時と場合、環境によってはありえる話です。
では、どうすれば良いのでしょうか。
本当は面と向かって、きちんと辞める旨を使えるのが立派な社会人ですが、現在情報を伝達するツール、メールやショートメッセージなどやりとりする方法はいくらでもあります。
重ねてくどいようですが、本当は相手の顔を見て辞める理由を伝えるのが正しい姿ですので、最終手段としてメールを利用する際は以下を参考にしていただければよいでしょう。
- あいさつ
- 名乗り
- どうして辞めたいか、辞める理由
- いつ頃やめたいか
- いままでの感謝と迷惑に対する謝罪
- 辞めるまでよろしくお願いしますの気持ち
上記6点と、日本語に気をつけて書ければ大丈夫でしょう。
①あいさつ、はメールを送る時間によって変動してくるものです。
忙しいときに見てもらうのか、夜が遅いのか、朝が早いのか、なにごとも挨拶は大事です。
②名乗りは普段メッセージのやり取りをしていないのなら「バイトの○○です」と必ず、挨拶に添えましょう。
正直バイトさんを全員覚えている管理責任者は多くありません。
③どうして辞めたいか、辞める理由は明確にハッキリと伝えましょう。
「○○が、○○なので辞めます」で構いません。
「ああで、こうで、こうでああだから、こうなるかもしれなくて、だからやめたいんです」ではダメです。
相手に「じゃあ改善すればやめないね?」といわれる隙を作らないようにハッキリ辞めたいことを伝えましょう。
④いつ頃辞めたいか、ですが最も悩むバイトをやめるタイミングの話にも関わってきます。
バイト先としては次の人が見つかるまで辞めてほしくない等いってくるでしょう、付き合う義理の心があればいいですが、ない場合は最低でも2週間後には辞めると伝えることが可能です。
なので辞めることを伝えるタイミングはおおよそ2週間前くらいがベターでしょう。
またその2週間後が月末など給料日の締め日にピッタリくるように計算するのも良い方法といえます
⑤いままでの感謝と辞めることに対する謝罪は、心のそこからの気持ちでもいいですし、気持ちがなければ形式上の気持ちで構いません。
⑥辞めるまでよろしくお願いしますの気持ちを伝えるのは大切です。
最低でも2週間はバイト先の人と顔を合わせる期間があると考えれば、その間ずっとギクシャクもすっきりとした気持ちで働きたいですからね。
上記のメールを送信すると次回のバイト中に、なぜ?どうして?と聞かれる状況になると思いますが、毅然とした態度で④に書いたことを言えば問題ありません。
ディナー帯シフト、フロア担当バイトの○○と申します。
わたくしごとで大変恐縮ですが、学業に専念するためバイトを辞めさせていただきます。
2週間後の月末までにご調整いただければ幸いです。
いままで一つ一つ丁寧にお仕事をさせていただけ、本当に有難うございました。
身勝手な申し出で申し訳ありませんが、バイトを続けてゆくことができませんのでご容赦ください。
残り2週間とはなりますが、誠心誠意変わらずお仕事させていただきますのでよろしくお願いいたします。」
こちらを自分のバイトに当てはめ改変してゆきましょう。
最後にもう一度、くどいようですがメールよりも顔を見合わせてやめるお話をしたほうが良いです。
またバイトならいざ知らず、社会に出て会社勤めをしたときにメールで辞表を出すのは現状とても非常識なので必ず自分で申し出なくてはいけません。
社会勉強の一環だと思い、バイトをやめるときはなるべく自分の言葉で、自分の口で伝えることをオススメしますよ!