朝起きたら輪郭が変わっていた!触ってみると顎が腫れているみたい!しこりのようなものがある!
こんなことがあったらびっくりしてしまいますよね。
痛くて顎が動かない、物が食べられないという場合もあれば、まったく痛くないのに輪郭が変わるほど腫れてしまっている、なんてこともあります。
そういえば、顎ってそもそも、どんな器官があるのでしょうか?
実は、顎の腫れやしこりにもたくさんの病気のサインが隠れています。
その中でも、代表的なもの調べてみました。
顎の痛み、腫れの原因って何?治療法は?
顎の腫れ(しこり)と言っても、痛みのあるものや無い物、皮膚が腫れているものやリンパ腺が影響しているものと様々なものがあります。
大きさや痛みの有無などをチェックしてから以下を読んでみましょう。
ニキビ、吹出物
そんなまさかと思いますが、これが大きくなると結構痛いです。
私も、ニキビがあまりできない体質だからか、たまにできると物凄く腫れます。
これがニキビか?というほど腫れます。
場所が悪いと、咀嚼したり笑う時も痛くなります。
触らず放置すれば、長くても半月程度で治りますし、市販薬のニキビ薬などを使えばより早く治せるでしょう。
しかし、触り過ぎたりして酷くなってしまった場合は、病院に行って一度見てもらっても良いでしょう。
そこまで大きなものだと、潰すと確実に痕が残ってしまうので、おすすめしません。
顎の炎症
虫歯や口内細菌が原因で、顎や舌の下側が腫れてしまう事があります。
二重顎のように大きく腫れてしまったり、舌下が腫れる為に話したり食べたりと言った動作がしにくくなります。
痛むので、日々の生活などにも影響が出てきます。
また、酷い時には抜歯をするなどの処置が必要になります。
瞼や、顔全体にまで腫れが及ぶ事もあるので注意が必要です。
リンパの腫れ
顎にもリンパ腺は通っています。
虫歯や歯周病、口内炎などが原因で顎のリンパ腺が腫れる事が度々あります。
歯科や口腔外科を受診しましょう。
抗生物質などの投与が必要になる場合もあります。
唾液腺炎
唾液腺とは、唾液を作り口の中に分泌する腺のことです。
唾液腺炎とは、なんらかの理由で細菌やウイルスが腺内に入りこんでしまうため発症する病気です。
腫れと痛みを伴うことがあります。
ウイルス性の唾液腺炎の中でも一番身近なものが、耳下腺炎(おたふく風邪)です。
幼少期に経験した人は多いはず。
お子様が小学校や幼稚園に通っている場合は、おたふく風邪が流行していると耳にすることも多いはず。
しかし、子どもだけの病気ではなく、おたふく風邪は大人になってからの方が重症化しやすい病気と言われています。
予防接種など、対策をしておきましょう。
また、炎症の状態が続くと唾石症という唾液腺の中に石ができてしまう病気になってしまうことがあり、手術が必要になる場合もあります。
放っておかずに、早めの受診を心がけましょう。
キュットナ―腫瘍
慢性硬化性唾液腺炎と呼ばれる病気です。
唾液腺炎ではありますが、上で説明した症状と異なり、痛みの無い中程度の塊のような腫れができます。
顎下腺に現れる場合がほとんどで、よって顎に症状が出る場合が多いです。
多くの場合、投薬、及び入院や手術が必要になります。
顎の腫れと言っても様々な原因があります。
皮膚表面の腫れならばニキビなどの可能性も高いですが、内部が痛んでくるような腫れや骨にも痛みを感じるようなら注意が必要です。
中でも、虫歯や口内炎が関係する炎症がかなり多いです。
普段から歯磨きをしっかりすることで、予防が可能かと思われます。
また、するめや根菜など、よく噛む食材を毎日の食事に取り入れる事で、歯を丈夫にし、唾液の分泌も促進されます。
また、虫歯になってしまえば自然には治りません。
大人になっても歯医者は嫌なもの、仕事が忙しかったりすると、なんとなく嫌だということもあってどうしても後回しになっていませんか?
いい大人が歯医者が怖いなんて言えなくて、誰にも相談できない、なんてことありませんか?
実は、私も歯医者が大嫌いでしたが、最近の歯医者さんは、しっかりと丁寧な説明をしてくれますし、なるべく痛く無い治療法をしてくれるところが多くて、歯医者はそこまで嫌ではなくなりました。
子どもの頃のトラウマで行けない人は、一度行ってみると世界が変わるかもしれません。
もちろん、医師の腕も重要なので、しっかりと評判を見てから行く必要はありますが…。
さて、今回紹介したものの多くが、放っておくと悪化してしまうものです。
自己判断はせず、早めに病院を受診して、しっかり治療しましょう。