生まれたばかりの頃は、なかなか上手に授乳ができなくて大変な思いをするものです。
でも、やっと授乳が慣れてきたころに起きるのが、赤ちゃんにおっぱいを噛まれるということ。
ちょうど歯が生えてくる頃なので、ママは本当に痛い思いをします。
ひどいときは流血したり、血豆ができたりして、授乳が怖くなるほどです。
今回は、その原因や対処法をまとめました。
赤ちゃんがおっぱいを噛んでしまう3つの理由
赤ちゃんが授乳中に噛んでしまう理由はいくつかあります。
それぞれについてご説明します。
母乳の出が悪い
もっと飲みたいという気持ちから、お乳の出をよくしようと噛んでくるときがあります。
それだけ、おなかが空いているという証拠ですね。
母乳の出が悪いときは、先に少しだけミルクをあげてもよいでしょう。
歯が生えそうでムズムズしている
歯が生える前は、歯ぐきに軽い炎症が置き、痛さやむずがゆさを感じます。
その不快なムズムズ感を解消するために、思わず乳首を噛んでしまうのです。
遊んでいる
母乳は十分足りているのに、痛がるママの反応がおもしろくて噛んでしまう子もいます。
また、授乳中にママが電話をしていたり、TVを見ていたりと赤ちゃんに集中していないと、気をひくために噛んでしまうことも。
赤ちゃんにとっては授乳は大好きなママとの大切な時間。
少し集中して赤ちゃんの様子を見てあげましょう。

まず、赤ちゃんが乳首を噛んできたら軽く鼻をつまみましょう。
息ができなくなるので、自然と口を開けます。
または、赤ちゃんの顔に胸全体を押し付けてもいいですね。
それを繰り返すうちに、自然と噛むのを止めるはずです。
ただし、困ったことに、鼻をつままれたりすることを面白がってしまう子がいるのも事実。
そういうときは、子どもの口に指を入れて授乳を中断し、子どもの目を見て「おっぱいを噛んだらママが痛いんだよ、やめようね」と優しく諭しましょう。
噛み癖がついてしまったら
授乳に限らず、噛み癖がついてしまう場合があります。
時に歯型がくっきりつくほど、ママの腕や指を噛んでしまう子もいます。
ママ自身も痛くて辛いですが、お友達を噛んでしまわないか心配ですよね。
この原因は、イライラしているときの感情表現や大人の気を引こうとしているとき、噛む行為自体を楽しんでいるときの3つといわれています。
まずは、子どもにイライラが溜まらないように、日頃からスキンシップを取るよう心がけることが大切です。
実際に噛んでしまったときは、怒鳴ったりせずに、子どもの側から立ち去って無視するのも有効です。
いずれも一過性なので、そんなに気にすることはありません。
ただ、赤ちゃんに悪気はなく、ママに甘えようとして噛む場合がほとんどです。
対処法を駆使しながら、噛むのはいけないということを優しく教えてあげてください。