生徒会選挙の活動の中で、演説と並んで大切な役割を果たすのがポスターです。
学校によっていろいろと規定がある場合もありますが、その中で最大限自分をアピールできるポスターを作るにはどうすればいいのでしょう。
キャッチフレーズを考えるうえでのポイントもあわせてチェックしてみてください。
ポスター作りのポイント
まずは、一般的な選挙のポスターを思い浮かべてください。
まず目に入るのは顔写真と、大きく書かれた名前ですよね。
そう、選挙ポスターの最大の役割は、名前と顔を覚えてもらうことなんです。
名前、立候補する役職、キャッチフレーズの3点セットを大きな字で読みやすく、わかりやすく書きましょう。
目立つポスターを作るには
遠くから見たときに目立つのは、背景に色を塗ったり、濃い太字で文字が書かれたポスターです。
反対に目立たないのは、鉛筆書きなどの薄い色合いの物です。
文字や絵がきれいなのはよいことですが、それを優先しすぎてはいけません。
何より大切なのは、他の候補者と一緒に掲示されたときに目を引くことです。
いくらいいことを書いていても、見てもらえなければ意味がありませんからね。
遠くから見てもちゃんと読めるように、はっきりした色や油性ペンなどを活用して、目立つ工夫をしてみてください。
どんなイメージのポスターにしたいか
次に、相手に与えたいイメージによってもデザインは変わってきます。
「勢い」「ガッツ」「優しさ」「まじめさ」など、自分の強みを考えて、そのイメージが伝わるような表現を考えましょう。
難しいときは、美術の先生に相談するといいですよ。
- 力強さをアピールしたいとき
青、赤などのはっきりした色を使い、文字の周りに太目の黒フチをつけるなどして、とにかくインパクト重視のデザインにしましょう。
- まじめさをアピールしたいとき
インパクト重視というよりも、少しトーンを抑えて丁寧なポスターにするのがいいでしょう。
スローガンも「~だ!」というのではなく「~です。~ます。」にするほうが丁寧です。
ポージングと表情に力を入れて!写真編
次に、実際に生徒会選挙に使われたポスターを見ていきましょう。
こちらの学校は、写真とキャッチフレーズを盛り込んでいます。
7/16木曜日 生徒会役員選挙のポスターが掲示されました。各候補のキャッチフレーズが、素晴らしい! pic.twitter.com/nNwmHptZwj
— 広尾中学校校長室 (@hiroojhs) 2015, 7月 15
こういう場合は、イラストやデザインで目立つことができないぶん、最高のスマイルをアピール材料にしましょう。 おそらく直立のポーズを取る人が多いので、動きのあるポーズをつけると目を引きます。
得意な子に頼もう!イラスト編
写真がNGの場合、スローガンやメッセージだけを書くという人もいます。 でも、いくら内容がよくても、みんなの目を引くのは絶対にイラスト入りのほうです。 絵に自信のない方は、得意な友達にお願いするのもいいと思いますよ!
生徒会立候補ポスターの、髪の毛とリボンの色入れしました~。右側の下の方のテカリ、実はそんなテカリないです((矛盾してますね← 何のキャラか分かりますか? pic.twitter.com/xup9xM8cAM
— 柊。 (@kasituki_93) 2015, 8月 9
なお、自分自身のイラストを書く場合は、あまりに美化した姿を描いてしまって、実物との差が開かないようにだけ気をつけてくださいね。
フザけすぎない範囲で、自分の姿をおもしろくデフォルメするぶんには問題ありません。
ただし、イラスト以外の要素(名前やキャッチフレーズ)もしっかり読めるように目立たせることが大切です。
キャッチフレーズのポイント
最後に、キャッチフレーズのポイントをご説明しましょう。
「○○に清き一票を!」というのはよく見るキャッチフレーズですが、おすすめしません。
それよりも、見た人の印象に残る言葉を考えましょう。
自分の考えた公約の中から一番やりたいことを「○○をやります!」と書くのが一番てっとり早い方法です。
「当選したら自分は何ができるか、何がしたいのか」を短い言葉で表してください。
難しい場合は、自分の理想とする四字熟語などを引用してもよいですね。
街中で目立つ選挙看板やポスターなどのデザインを注意してみて、目立つ配色や文字の書き方、表情の作り方などを研究してみるのもいい方法だと思います。
ぜひ、がんばっていいポスターを完成させてくださいね。