落ち葉が舞う季節になると、木の根元にたくさん落ちているドングリ。
子供達はドングリが大好きで、拾い放題の宝石かなにかのように一生懸命拾ってきますよね。
ただコレクションするのも1シーズンを過ぎてしまったら思い出にならず捨ててしまいます。
であれば、お子さん達と一緒にドングリを使って楽しく思い出をつくりませんか?
簡単な工作でお子さんの創造性と想像力を培う良い経験にもなりますよ!
レッツ・ドングリ工作!
ドングリで遊ぶ前に処理は大切にね!
ドングリを持ってきて長らく放置していたら、白くて小さなイモムシのような虫がたくさん……ギャー!!なんて、ドングリをたくさん拾ってくるお子さんのお母さんであれば経験したことがあるかもしれません。
ドングリを拾うとき穴空きドングリは拾わないように気をつけているのにどうして?と、思われますが、ドングリは拾った時点で殆どの実の中に虫の卵を既に内包している可能性があります。
放置しておけばヌルリと這い出して恐ろしい状況になってしまうのです。
なのでコレクションするにせよ工作するにせよ、まずは下処理が大切。
1週間ほど冷蔵庫に置くか、茹でて煮沸消毒した後に天日干しし、それからようやく使えるようになります。
オススメは煮沸消毒で、茹でているときにプカプカ浮かんできてしまうのは中身がすでに食べられてしまったドングリなので捨ててしまうのが良いでしょう。
レベル:かんたん、ドングリあそび
キレイになったら用意するのはポスターカラー、油性のカラーマジックです。
難しいことは考えず、キレイになったドングリとマジックをお子さんに与えるだけで、お子さんはドングリをキャンパスに様々な想像を膨らませて遊ぶことが出来ます。
昨今では100円ショップなどで自作アクセサリーを製作するための金物やチェーンなどが置かれていますので、女の子さんはそういったものを用意してあげれば可愛いドングリアクセサリーを作ってくれるでしょう。
男の子であればカラフルに塗ったドングリをビーダマやおはじきに見立ててぶつけ合う遊びも楽しいです。
ルールはお子さんの数だけ作成すればよし、そこに大人が口を出すのは野暮と言うものでしょう。
レベル:ふつう、ドングリコマ
ドングリに穴をあけるキリを用意します。
キリは危ないので必ず大人の方が使用するよう、お子さんに気をつけてあげてください。
キリのほかには爪楊枝をご用意いただき、ドングリの頭にキリで穴を空け爪楊枝を差し込みます。
コレだけで爪楊枝を軸に回転するドングリコマの出来上がりです。
ポスターカラーが用意できれば色塗りなどカラフルに仕上げ、表面をレジンなどで強化すると回るのも眼に楽しいコマが出来上がります。
どんぐりコマは製作がとても簡単なので穴あけを大人がやり、後の組み立てを子供たちで行わせ、誰のコマが一番良く回るか、強いのかを競争させても楽しいでしょう。
レベル;ちょっとムズカシイ、ヤジロベー
ドングリ工作といえばヤジロベー、ドングリを拾う際に木の枝も拾い同じように煮沸と天日干しの処理を行いましょう。
ドングリのお尻と身体の両側面にキリで穴をあけます。
お尻には短めで太い木の枝を、身体には左右が対象になる長さの枝を刺し込みます。
身体につけた枝、手の部分に当たる枝の先端にバランスよくドングリをはめ、指の腹に置いてバランスを確認します。
バランスの維持は意外と難しく、成功させるコツは両端のドングリが同じくらいのサイズであることがポイントです。
あらかじめ同じサイズのドングリを幾つか見繕いより分けて置き、バランスを見計らいながら最適な重りを選んであげましょう。
出来上がったヤジロベーに顔を描いたり、重りのドングリに色付けしたり、カラフルに出来上がればまた楽しくなります。
遊び方は無限で、お子さんの数だけ遊ぶ要素が見えてくるでしょう。
ぜひ今年はお子さんと一緒にドングリ工作、素敵な思い出にしてあげてくださいね。