暑い日々が続くと同時に、虫の多い季節ですよね。
その中でも不快指数MAXなのが、コバエです。
予防や対策、駆除の方法について、まとめました。
幼虫の対策に入る前に、まずはポピュラーなコバエの種類と特徴をご説明します。
- ショウジョウバエ
果物や酢、アルコールのにおいが大好きな、赤い目のコバエです。
生ごみの周辺を飛んでいる、アレです。
- チョウバエ
水周りに現れる、ハート型の羽を持つコバエです。
動きはのろく、簡単に捕まえられます。
植木の受け皿や、ベランダの汚水に産卵して繁殖します。
- ノミバエ
動きの速い、小さな黒いコバエです。
腐った水や腐敗臭を好みます。
このように、成虫になるとそれぞれ違いがありますが、幼虫の見た目はだいたい同じです。
数ミリ程度の大きさのニョロニョロ動く白い蛆虫がいたら、それがコバエの幼虫です。
1,2匹どころではなく、見つかるときは数十匹単位と考えてよいでしょう。
ゴミ箱やカブトムシなどの飼育箱、キッチンで見つかることが多いようです。
想像しただけで怖いですね・・・できれば出会いたくはないものです!
ある日突然、大量に発生するコバエたち。
「一体なぜ!?どこから来たの?」と思いますよね。
家庭に出るコバエの発生源は、おもに次の3つです。
- 生ごみ
ゴミ箱の中のにおいにコバエたちは引き寄せられてきます。
汚れの残った食品のトレイなども、要注意です。
- 水周り
石鹸カスや、食べ物のカスなどの有機物がたくさんある水周りはコバエの大好きなスポットです。
お風呂の排水溝や、浴槽とかべのすきまによく発生します。
- 水のたまった場所
植木鉢の受け皿や、ベランダの水たまり、風通しの悪いじめじめした場所も要注意です。
汚い水がたまった場所は、コバエにとって格好の産卵場所になります。
なんとしても、家の中ではコバエを出さないようにしたいですよね。
でも、やっかいなことにコバエの幼虫には、成虫用の殺虫剤はあまり効果がないようです。
一番有効なのは、お湯攻撃です。
コバエが出そうな排水溝などに、60度以上のお湯を注いで退治しましょう。
調べたところ、コバエの幼虫専用の殺虫剤がありましたので、ご紹介します。
お湯でもダメな場合は検討してみてください。
コバエの幼虫を出さないために、エサとなる物や産卵場所になりうる水たまりを徹底的になくしましょう。
具体的な対策は、次の二つです。
生ごみの処理をしっかりと
一番いいのは、汚水や食べ物のカスがたまりやすい三角コーナーを使わないことです。
料理のたびに出るゴミをざるなどに入れておいて、その都度捨てます。
こうすれば、生ごみの水気問題も解消です!
それが無理な場合は、三角コーナーのゴミを水気を切ってこまめに捨てることです。
台所に、食べ終わった食器や空き容器を放置しないことも大切です。
缶やペットボトル、プリンなどの容器は、飲み終わったあと水で流しましょう。
排水溝の掃除をしっかり
台所はもちろんのこと、お風呂の排水溝もしっかり掃除しましょう。
台所に比べて掃除の機会が少ないお風呂は、シャンプーや石鹸カスがたまりやすく、コバエのえさも豊富です。
髪の毛などのゴミを取るのはもちろん、ヌメリや汚れもしっかり落としましょう。
筆者は、一度チョウバエを大量発生させてしまってから、お風呂掃除は念入りにしています。
鏡や浴槽、床、壁の水気をしっかり取れるIKEAのスクレイパーも愛用していますよ。